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「ステータスバグで人生が終わった!!」と思ったら前世の記憶が蘇り日本語で書かれたチートスキルを入手したご令嬢の冒険譚  作者: イ尹口欠
大迷宮攻略編

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100/101

最下層では何が出るかな?

 冒険者ギルドは大わらわでした。

 なにせグレータードラゴンの死体がゴロゴロ出てくるわ、ゴーゴンとセイレーンの死体が出てくるわで。

 特にゴーゴンの首は死してなお石化の邪視を発動する厄介ものです。

 冒険者ギルドとしては対策もなしに扱えるものではないとして、買い取りを拒否されてしまいました。

 手に負えないそうです。

 仕方がないので、ゴーゴンの首は私が管理することにしました。

 なおセイレーンの羽毛は上質な衣類素材になるということで、高値で売れました。

 スケイルメイルならぬ羽毛メイルが組めるのだとか。

 まあ私たちには不要な代物です。


 夕食を城で摂ったら、リュートの練習です。

 呪歌と魔曲が役立ったので、熟練度を稼いでおくのは無駄じゃなかったのが嬉しいですね。

 少し長めに歌ってから、オーガ先生のところへ。


 さあバトルマスターのレベルを100にしましょう!


 * * *


 空が白みかける頃、バトルマスターを極めた感覚を覚えました。

 レベル100ですね。

 さて新しいスキルは?

 【流派創始】です。

 あらゆる魔法、術を組み合わせた流派の開祖となることができるという無法なスキルですね。

 即ち、私がよく使っていた瞬殺コンボを流派の()として放つことができるのです。

 それは最早、スキルや魔法や術の組み合わせではなく、〈瞬殺コンボ〉という術理ひとつに収められるということでもあります。

 これがどういうことかというと、今まで駆使してきた私の脳や身体、魔力の許容量を遥かに節約できるわけでして。


 そして何より恐ろしいのが、流派――つまりこの流れを他者に伝授できるという点に尽きるでしょう。


 とはいえ前提条件の厳しい〈瞬殺コンボ〉を誰が習得できるのか?

 そこは流派(クラス)を新たに作ることで解決します。

 そう、流派創始は技を習得する前提を含めたクラスを新たに作るというこの世界のシステムに挑戦するかの如きスキルなのです。


 とはいえ現在のところ、瞬殺コンボは力不足であるのは明らかです。

 今更これを流派にするのはもったいないですね。

 もっと無茶ができるようになったら、新しいクラスを作るとしましょう。


 とはいえ〈瞬殺コンボ〉という術理自体はクラスを作成しなくても使えるので、これからは私独自の戦術を積極的に流派に落とし込んでいきたいところ。


 さてそれでは転職を起動します。


《【転職】

 バトルマスター(レベル100)

 ノーブル(レベル55)

 ファイター(レベル61)

 スカウト(レベル68)

 フェンサー(レベル52)

 ランサー(レベル52)

 ライダー(レベル62)

 グラップラー(レベル31)

 プリースト(レベル20)

 メイジ(レベル40)

 ブラックスミス(レベル50)

 アルケミスト(レベル26)

 マーチャント(レベル1)

 オフィシャル(レベル1)

 メイド(レベル1)

 トリックスター(レベル28)

 テイマー(レベル60)

 バード(レベル30)

 ダンサー(レベル50)

 ロード(レベル25)

 ウォーロード(レベル26)

 カースドナイト(レベル1)

 アサシン(レベル21)

 ハンター(レベル1)

 エクスカリバー(レベル100)

 グングニル(レベル100)

 ドラゴンナイト(レベル1)

 チャンピオン(レベル20)

 ビショップ(レベル23)

 オラクル(レベル1)

 セージ(レベル24)

 ウィザード(レベル100)

 サモナー(レベル60)

 ネクロマンサー(レベル1)

 パペットマンサー(レベル20)

 パラディン(レベル30)

 モンク(レベル21)

 ルーンナイト(レベル22)

 セイント(レベル100)

 ハーミット(レベル100)

 ダンジョンマスター(レベル100)

 エンペラー(レベル100)》


 お次はルーンナイトを極めましょうかね。

 魔法武器化というひとつのブレイクスルーをもたらしたクラスです。

 新しいスキルには期待が持てますね。


《名前 クライニア・イスエンド

 種族 人間 年齢 15 性別 女

 クラス ルーンナイト レベル 22

 スキル 【日本語】【レクタリス地方語】【ルテイニア地方語】【算術】

     【礼儀作法】【宮廷語】【全属性魔法】【闘気法】【真闘気法】

     【聖闘気】【練気】【仙術】【呪歌】【魔曲】【舞踏】【馬術】

     【騎乗】【人馬一体】【錬金術】【魔法付与】【鍛冶】【量産】

     【人形使役】【剣技】【剣術】【葬剣】【剣理】【槍技】【槍術】

     【葬槍】【槍理】【鎚技】【剛力】【二刀流】【多刀流】【武器伸長】

     【霊鎧】【聖殻】【素手格闘】【投げ】【関節技】【無刀取り】

     【格闘術】【回避】【対人戦闘】【先の先】【後の先】【魔法斬り】

     【鎧貫き】【手加減】【突撃】【気配察知】【罠感知】【罠設置】

     【魔力制御】【魔法範囲拡大】【魔法収束】【魔力自動回復】

     【同時発動】【多重魔力腕】【消費魔力軽減】【多重詠唱】【無詠唱】

     【魔法武器化】【魔力強化】【耐性貫通】【怪力】【宗匠】【俊足】

     【跳躍】【魅力】【気品】【美声】【カリスマ】【威厳】【獅子心】

     【幸運】【夜目】【鷹の目】【心眼】【第六感】【過去視】【未来視】

     【夜の王】【毒無効】【不眠不休】【誘惑】【威圧】【畏怖】【指揮】

     【鼓舞】【士気高揚】【戦技教導】【福音】【変身】【光輪】【光翼】

     【飛翔】【不滅】【絶対命令】【聖戦】【魔法創造】【剣術創造】

     【槍術創造】【流派創始】【創世神信仰】【神託】

     【シャルセアとの絆】【ルマニールとの絆】【ヨルガリアとの絆】

     【アルマルドとの絆】【小型召喚】【騎獣強化】【迷宮管理】

     【迷宮帰還】【迷宮の申し子】【迷宮外設置】【迷宮介入】

     【迷宮破壊】【才気煥発】【経験値20倍】【熟練度20倍】【転職】》


 さあ今日はいよいよ大迷宮を破壊する日です。

 気合を入れて参りましょう!!


 第九十階層への転移魔法陣の前に、“槍聖”ガウディオが待っていました。


「よう、クライニア皇帝。遂に、ここまで来たんだな」


「ええ。もう私を止めることはできませんよ。何か御用ですか?」


「いやなに。結局、どうするか考えあぐねた結果、誰にも何も告げずに俺はこの大迷宮を見殺しにすることにしちまった。お前のしようとしていることを、冒険者ギルドに報告もせずに、数日間、悩み抜いたのさ。バカバカしいよな、強い奴が正義だっていうんなら、この難解な大迷宮の高難易度エリアを突き進むクライニア皇帝こそが正しいって結論、出ているのによ」


「そうですね。常人には最早、攻略不能なほどの難易度になっていますよ、ここ。私が生きている間に破壊しないと、スタンピードで人類が絶滅してもおかしくはないでしょう」


「……ちなみに中ボスは何が出てきているんだ?」


「フェンリルやらフェニックスやら……神域に片足つっこんでいる亜神種どもですね」


「……くはははは! そりゃどうにもならねえや。ていうかそれ突破しているのかよ。凄えよお前ら。マジか……そうか……そんなに強くなれるんだな」


 ガウディオは肩を揺らしながら笑って、そして立ち去りました。


 さあ、大迷宮を攻略しましょう。


 雑魚は……さすがに亜神種は出てきませんね。

 フェンリルとか出てきたらどうしたものかと不安でしたが。

 とはいえグレーターデーモンも十分に強敵です。

 各種グレータードラゴンと大精霊は一撃ですが。


 さて第九十五階層の中ボスは?

 エルダードラゴンです!!

 成竜より更に年経た竜ですね。

 ですが私が勝てない古代竜――エンシェントドラゴンほどの敵ではないはず。

 亜神であるエルダードラゴンはしかし、私の〈ドラゴンスレイヤー〉〈砕破〉が特に有効です。

 一刀両断とはいきませんでしたが、数発で首を斬り落とすことができました。


 竜ゆえに、私たちが苦戦することはありませんでしたね。


 さあ、残るはわずか五階層のみ。

 最下層では何が出るかな?

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― 新着の感想 ―
[一言] 迷宮破壊したら中にいる魔物ってどうなるんだろうか
[一言] そろそろステータス表示さんが空気読んでクライニア 種族 人間? とかツッコミ入れてくれてもいいよ?
[一言] ここまで来ると下級神とか或いは爵位持ち悪魔とか、亜神ではない「神」か同レベルの「魔」が出てきても不思議ではないですね そういえば魔王は居るのだろうか、この世界?
感想一覧
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