卒業試験1
ヒロ先生が旅のに出て3ヶ月、僕たちは卒業試験をおこなうことに
『ヒロ先生はいませんが卒業試験の内容を発表します』
シルビア先生はいつも通りだ、卒業試験は前もってヒロ先生が考えてくれていたと思う
『商業科のアディちゃんとシアちゃんは自分たちで作った物を他の街へ売りに行くことが試験です。 馬車はこちらで用意しますが護衛の依頼などはギルドへ行って申請して下さい。依頼料なども自分たちで考えてくださいね』
『シルビア先生、質問いいですか』
『いいですよ シアちゃんどうぞ』
『馬車は別々ですか?』
『今回は1人で出稼ぎに行く試験なので別々です。護衛の依頼はギルドを通してなら直接、冒険者の方々に頼んでもいいですよ』
最大の譲歩だ、出産後のレミーナ先生やシルヴェリア先生はわからないがこの街には女の冒険者が多い 男の冒険者から寝込みを襲われる心配をしなくてもいい
『次に冒険者科の卒業試験の説明です。』
どんな試験なのかが気になる
『奴隷の救出です。王国には今だに奴隷商や貴族の奴隷になっている方たちを助けるのですが 奴隷たちへの待遇などをみて考えてから救出しましょう』
「ヒロ先生が僕たちを助けたようにですか」
『そうですよ、今回は人数は関係ないです。ちゃんと救出したあと、この国に来るか故郷に帰るかも聞かないといけませんよ』
ヒロ先生は僕たちに故郷に帰えるかついて来るかと聞いてくれていたな
『今回はスレイ様に手伝っていただきますしトイくんにはこのマジックアイテムを渡して置きますね』
「シルビア先生、俺はこのままだとダメなのか」
『今だ王国は人種差別が多いので このマジックアイテムはトイくんを相手が人族だと思わせるアイテムですよそれと獣人族の独特の匂いも無くせるので匂いに敏感な相手にも通用しますよ フリル様で実験済みです』
フェンリルのフリル様で実験って
「フリル様を騙せれるならバレないな」
『皆さんの卒業試験は明後日からなので明日1日は旅支度の準備日になります。シアちゃんとアディちゃんは売る物を準備して置いてくださいね』
『トーヤくんたちはもし、ヒロ先生に会っても知らない振りでお願いします。ヒロ先生から話しかけられた時は良く聞くように とくにミーヤちゃん分かりましたか』
『努力します。』
卒業試験当日、スレイ様の馬車に乗ってユートピアを出発した。




