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別れてからは相手の女の子と結婚したと噂で聞いていたが、なぜこんなところに来ているのか…
「ねぇ、あの子と子供は元気なの?」
つい当時の浮気相手と子供のことが気になった。
「あ?あぁ…あんな奴もう知らねーよ。あいつ、ガキ産まれてちょっとしたら出ていきやがった!俺がお前ばっかり構うからとか、ガキの世話しねーからだとか、警察のお世話になる人とは居られないとか言って。だから!だから俺にはお前しか居ないんだよ一沙ぁ。」
この男は相手の子にも結局自分勝手だったのだろう。
何年も前のことなのに、自分が裏切った側なのに自分は悪くないのだと、相手が悪いのだと、散々こちらを侮辱してくる。
嫌な感情が渦まぎ気分のいいものでもない。
「迷惑だから今後来ないで!私との事なんて何年も前のことでしょ?何をずっとしているのよ。女々しいにも程がある!」
わざと怒鳴ると言い返されると思ってなかったのか驚いた顔をする。
「それでも俺はお前が良いんだよ。なぁ、早く入れろよ。」
膠着状態になっている所に香から連絡が入った。
『警察連絡済み!サイレン、パトランプなしで行って欲しいって伝えてある!』
連絡が来たということは、ここまで来るのに5分以上はかかるはず。引き付けておくのにもそろそろ限界かもしれない。
「ねぇ、昨日私の部屋を荒らしたのはあんた?」
「はぁ?あぁ…昨日か。俺じゃねーけど俺のダチだな。最近は良いよなぁ!簡単に侵入したら盗聴器とかカメラとか付け放題、なんならコンセントに刺せばずっと相手の生活音が聞こえる。金目のものも無くてつまらなかったってよ。」
やはり此奴の仕業だったのか。
警察が来たらしっかり捕まえてもらおう。
そんな時だった。
「あれ?配達員さん、何かありました?」
「見てたら言い争ってるふうなのですが」




