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9 閑話 秀也
一沙さんが襲われそうになっている状態を目撃してしまった。
あの場面を見て、思わず頭に血が上るのがわかった。
彼女には怪我はなく助けられたが、彼女が男性不審にならなければ良いと思ってしまう。
若いのだから、この先恋愛したり、結婚したりがあるだろう。
その中で、今回の事がトラウマになってしまうとこちらも嫌だ。
いつもなら、他の人に関してはそこまでしない。
送り届けるのも、明るい道まで。
それでも、彼女の事は何故か気になって仕方がない。
きちんと目的地まで送り届けたくなる。
そんな中、ヒナくんが余計な事を話してしまった。
過去の離婚のこと事だ。
俺はそんなに気にしてないし、元嫁との離婚のことだって、隠しているわけではない。
円満離婚だったし、慰謝料とかも発生してない。
でも、彼女にはあまり聞かれたくないと思ってしまったのだった。
帰り道送ると言い、彼女のマンションまでやってきた。
そのまま帰ろうと思ったが、何故だか嫌な予感と言うのだろうか、胸騒ぎがした。
遠くからパトカーの音がして、近づいてくる。
ふと物陰から人の気配がした。
その人は足早に立ち去ったが、この後、この胸騒ぎが本当のことになったのだった。




