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勇者を殺すは勇者なり  作者: 腹黒ミカン
第一章 召喚
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能力測定

「装置は三台あるため列を乱さず並んでくださーい。」

 測定も半分を超え所々から歓声や悲鳴、疑問の声が上がっている。装置は巨乳の魔法使いっぽい女性・騎士風のイケメン(イケメン爆発しろ)・セバスクンが管理しており、主に男子が魔法使い・女子がイケメン(爆発しろ)・そして少しでも情報を得たい人がセバスクンに集まっている。

 俺?俺はもちろんおっpじゃなくて魔法使いのほうに決まってるだろ!危ねぇ。また嶋方さんに見られてた気がする。その時、魔法使いの方から歓声が上がった。

「これは・・・称号は目立ったものはありませんがスキルが初期にして十個もあります。しかもバランスのいい万能型のものばかりです!」

 魔法使いの女性がそう叫んだ方を見ると、イケメン男子筆頭でもある総合格闘技部部長の菅原 孝彦 (すがわら たかひこ)がいた。いつもは冷静な彼も今は興奮を隠しきれないようだ。

 その時また別の場所で歓声が上がった。今度は騎士の方で起きているようだ。

「こちらはスキルも有能ですが、それよりも称号がありえない!

 魔術の才と剣術の才が両立している。しかも魔術に至っては過去の記録でも一度しか見たことのない‘天魔の才です!」

どうやら相当すごいものらしい。そしてそれを持っているのは・・・なんと嶋方さんだった。

 そして次は、セバスクンの方から

「このスキルはユニークをも超えるスキルの頂点エクストラスキルしかも名前から察するに、これは指揮系統のスキルでしょう。」

 話を聞くにリーダーはこの人になりそうだ。そしてその役を担うのは・・・

予想通りというかなんというか、我らが生徒会長である朝霧 由芽(あさぎり ゆめ)ようだ。この人は誰が見ても美しいと言うような純日本人の穏やかな顔立ちをしているが、女性どころかそこらの運動部なんかよりも身体能力が高くカリスマ性もあり、教師陣からも仕事の相談をされるほどだ。ちなみに(隠しているが)あいつの幼馴染である俺は知っているが、あいつは実はめんどくさがりであり、心の中では常に周囲の顔をうかがってワタワタしているのだ。

 え?じゃあなんで生徒会長なんかやっているのかって?それはあいつは昔っからその運動能力を買われて

部活の勧誘や助っ人として誘われるのだが、それが鬱陶しくてたまらず、当時姉が所属していた生徒会に入った。だが姉がいなくなり、責任感からか少しの期間まじめに働いていたらあれよあれよという間に生徒会長になってしまったというわけだ。まあ小さい頃の関係しかなく、再会したのは彼女の姉が卒業してからだが。「すみません。後はあなただけなのですが。」っと物思いにふけっているうちにおっpじゃなくて魔法使いの人が俺に催促の言葉を送ってきた。ってまじか!これで変なことになったら一瞬で知れ渡るじゃん!

そして全員が注目する中、俺は・・・



やらかしてしまった。

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