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境界駅  作者:
6/11

2-2

「それは無理だな。左京はすでに死んでいる」

 私の一縷の望みは、知らない男の子の声によって消え去った。

 「震!」

 非難めいた左京の声を無視して駅に入ってきた彼は、小さかった。

 見た目小学生と間違われても仕方がない童顔。

 身長は百三十センチといったところだろう。

 黒髪、黒目、黒の服と黒尽くめ。

 案外本人かっこよいつもりなのか。

 微妙に似合っていない。

 「はじめまして、右京さん。僕がこの境界駅の駅長の震でっ・・いって―――」

 自己紹介をしている震の頭を、勢いよく立ち上がった左京が景気良い音をだして叩いた。

 「いってぇーな!何いきなり頭殴りやがる。これ以上縮んだらどうするんだ!」

 「大丈夫!それ以上縮んでもたいして変わらないから」 

 「一ミリでも俺にとっては大切な大切な身長なんだよ!」

 「あー、はいはい。わかったわかった、謝ればいいんでしょ?ごーめーんーなーさーい」

 「誠意がこもってねぇ!」

 「あの!」

 突如として始まった、言い合い・・・らしいもの。

 このままでは話が進みそうになかった私は、無理矢理二人の中に割り込んだ。

 「あの・・・子供なのに駅長なの?」

 私の一言に、彼は顔をひきつらせた。

 「子供じゃね―――――!!!」


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