目が覚めたら不快なものが目に入った
うっまぶしい
目を開けるとあたりは暗いのに照明が異様に目につく
まるでどこかのクラブとか飲み屋みたいなとこだ
昔通っていた時は、ブラックライトでシミが浮くううううとか
悶絶していたな
「キース!キース!キース!」
男女の歓喜した大きな声が聞こえてそちらに意識を向けると
そこにはほほを染めた女と、自慢げにニヤついてる男
回りにはニヤニヤ顔しながらはやし立てる男女
え、なに気持ち悪い
なんだこれ大学のサークルとかそうゆうのか?
でたことないけどな
むしろ大学行ってないけどな
というか見たことない人ばかりだし
知らない場所だし・・・
よく見れば自分も見慣れない格好している?
ドレスみたいな服にハイヒール
普段からスニーカーにズボン
むしろ楽な恰好大歓迎!の私がこんな格好してるなんておかしすぎる
自分の手を見れば、なにこれほっそりしんなり
ザ!お嬢様みたいな手
なにがなんだかハテナばかりだ、鏡で自分を確認したい
と思うと目の前の男女の後ろに大きな鏡があった
よくみるとまったくもって知らない顔がこっちをみている
誰あれ?私ではない
私はショートだった、しかもメンズショート
カッコよさを求めていたからだ
だが鏡にうつる自分?は黒い髪をオサレな髪形にしているのにもかかわらず辛気臭いって感じ
いろいろ許せん感じがするがまずは現状把握がしたい
多分この体は私ではない。うん
そしてここも自分のテリトリーではない。うん
回りを見渡すも知っている人はだれ一人いない。うん
小脇に小さなバックを発見
こっそりを中を開いてみると、スマホが入ってる
スマホがある世界かとほっとする
ポチッと電源を押してみるとメッセージが1件
開いてみると
《もうそろそろ限界でしょ?我慢しないで捨てちゃいなよ》
我慢?捨てる?なにを??
回りはまだテンション高めで盛り上がってる
目の前のカップルも見つめ合いながらイチャイチャと目の毒だ
メッセージに返信してみる
≪ちょっと現状把握に戸惑ってるんだけど
限界ってなにかな?捨てるってなにかな?≫
《なにいってるの?大丈夫?現実理解してる?》
≪多分してないかなあ、混乱してる
とりあえず、あなたはだれですか≫
《ちょっと今から電話するから外にでなさい》
なにやら怒気を感じる
オロオロする間もなく着信がきたので
さっと立って通路に出て通話ぼたんを押した
【ちょっと!!なにおかしな返信してきてるのよ
私はあんたの親友のサーヤ・オルゲレンよ
なに、親友だと思ってたのは私だけなの?
それよりも、明日あんたたちの結婚式があるから
その前祝とかいうのであの男の仲間で集まるとかいってたでしょ
しかもその場にあの女もくるとかい言ってふさいでたじゃない
忘れたの?】
「サーヤ・・・親友・・・けっこ・・・結婚?!?!?!?」
【そうよ、結婚。婚約してたのに
学園で男爵令嬢にデレデレしてるやつがあんたの相手
わかってる?現実みてる?】
「多分なんとなく理解した。うん
ところで親友ってことで突拍子もないこと質問したいんだけど」
【なによ、この親友様になんでも言ってごらんなさい】
「あのね・・・私はだれなのかな?」
【は?!なにいってるの?大丈夫?・・・
今からそっち行くからちょっと待ってなさい
ついたら連絡するわ】
「うん、わかった。ありがとう」
とりあえず現状を理解するお助けマンが来てくれそうで一安心
中に戻るのもなんなので、広場のほうへと向かう
どうやらレストランみたいなところで
あちことに効果な美術品らしきものが飾られ
天井もたかくシャンデリア?が光を反射して綺麗だ
回りには二人掛けのテーブルが等間隔に置かれてて
ドレスを着た女性と、スーツ?っぽいなにかを着てる男性カップルが数組いる
奥の方にバーカウンターのようなものが見えたので
その真ん中に座ってみる
普段から端っこより真ん中を選んでしまうのでクセみたいなものだわと苦笑する
「いらっしゃいませ、お飲み物はなにになさいますか」
執事のような恰好のジェントルマンが注文をとりにきた
これがセバスチャンってやつかしらと
ワクワクが止まらない
「アルコール少な目で、少し辛めのものでなにかあるかしら?」
「ございます。少々お待ちください」
「あ、それに炭酸をいれてもらえるかしら?」
「タンサンでございますか?申し訳ございません。
当店にはそのようなものはおいておりません」
「そお、残念だわ。それでいいのでお願いね」
「かしこまりました、失礼いたします」
ペコっとお辞儀をしてさっていくセバスチャン(違)
ほどなく飲み物をもってきてくれた
ありがとうっとお嬢様っぽく対応できていればいんだけど
一口口に入れればキリっとした味わいの後に少しの甘味で飲みやすい
美味しいけど、飲みすぎ注意のものだなと
チビチビ飲んでいると着信があり、スマホを手に振り向くと
少しお怒り顔の女性がたっていた
多分この人がサーヤであろう
「サーヤ?」
「そうよ、サーヤ様よ。思い出してもらえたかしら?」
「ん、無理思い出す以前の問題だから」
隣の席に座るサーヤ
「なによ、それ!ってか何飲んでるの?」
「ん~名前はわからないけど、おいしいわよ」
「じゃあ私にもソレお願い」
「かしこまりました、少しお待ちください」
ササッとやってきたセバスチャン(違)がお辞儀をして下がっていく
「で、なにがあったのよ」
「それがね、気が付いたらここにいたのよね」
「気が付いたら?」
「そお、多分私ここの人じゃないと思うのよ
憑依とか転生とか覚醒とかそんな感じで
もともとのこの女性の意識がまったくないの
どうしてかな」
「転生・・・歴史書の中にそんな記述を見たことあるけど
妄想だと思っていたわよ。
じゃあ今はどんな感じなの?」
「信じてくれるの?こんな話。今はね、不思議な感じ
もともとこんな服着たことないし、こんなとこも来たことないし
でもスマホは知ってる。でも自分がわからない
なにより、明日結婚とか意味わかんないってとこかな」
「ん~一つづつ解決しようか、まずあなたの名前は
マイカ・カーベンズ
カーベンズ公爵の長女よ、年は18歳
明日学園を卒業してその夜に結婚披露宴をする予定よ」
「こうしゃく・・・学園・・・わからん」
「で、あなたは小さいころから変な記憶を持っていてそれを再現し
商会を持って商売をしてウハウハなのよ、このスマホもあなたの発案でできたものよ」
「私がスマホを!?詳細理解してないのによくできたわね」
「こんな感じ~ってのを話して、周りが作り上げたものが多いみたいよ
他にも、ドレスの型とかカバンとか遊び道具とかいろいろね」
「ふーん、まああああったくわからない。婚約者ってどんな人?」
キランと目に殺気を灯すサーヤに一瞬びくっとしてしまう
「それ!まったく道端で偶然会って、回りと違うとかなんとかいって
近づいて行ったのよ。
あの時から目を覚ませ!!って何度も言っていたのに
ぜんぜん耳を傾けないし、歴史書からひろってくると
恋は盲目・アバタもエクボとかいうのよ、なにかわからないけどね
そのまま相手に求婚されて了解してたわ
ご家族も戸惑っていたけど、あなたがどうしてもとかいって承諾させたのよ」
「そ、そうなんだ。前の自分は夢見る夢子だったのかしらね
イケメンとか周りに多そうで、チヤホヤしなれてると持ったんだけど」
「ツンデレ?とかなんとかいってたわよ」
「ツンデレ?普段ツンツンしてるのに、時々デレるってやつかな
やっかいだわー今の私は好きになれないわ
ってことは、今あの部屋で行われてるのは、私にヤキモチをやかせようってことかな」
「なにそれ、なにをやってるの?」
「なんかね、王様ゲームみたいな感じにも見えるんだけど
いかにもその男を好きですって女を隣に座らせてイチャイチャしてて
今みんなにキスすれ言われてたわ、見ずにでて外から写真撮ってやったけど
多分、居づらくて出たと思われてるかもね」
「なにそれ気持ち悪い、もおさっさと捨てちゃいな、破棄よ破棄」
「こっちから破棄とか慰謝料とかめんどくさいことになるんじゃない?」
「なんも、そんなもの相手の不義で問題ないわよ、証拠もたくさんあるし
なによりも結婚式前に他の女にゲームでもキスするような男
今後もなにをするかわかったもんじゃないわよ
そもそも近寄ってきたのだって、あなたの商会が目当てだったかもしれないじゃない」
プンプン丸のサーヤが可愛くてちょっと癒される
自分の為に怒っているのがわかって嬉しい
「独身最後のとかいっても、その場に婚約者を同席させる事態
普通じゃないよね。いなくても問題ありだけど
これは早々になんとかしないと、このまま明日結婚か。。。やだなあ」
「そうと決まれば、決行あるのみよ
さすがにこの状態を見れば、あなたのお兄様たちも許しはしないでしょうよ」
「お兄様って・・・待って、私自分が誰かもわかってなかったのよ
いや、名前とかは教えてもらったけど
こんな話家族が聞いても納得しないでしょ」
「大丈夫、あなたの家族だもの。いまさら動揺したりしないわ
なんせ昔から不思議なことしてきたんですもの」
「昔からって・・ああ、スマホとかのことね」
「そおそお、だから多分大丈夫
まずはお兄様に連絡してみるといいわ」
「わかった、回りくどいこと言ってもなんだから、事実を送ってみるわ」
ついでに写真も送ってしまいましょう
さっきこっそり撮ってきたのよね
「そうしましょう、来るまではここにいましょう」
完結に兄にメッセージを送り、サーヤと二人で
つまみも頼み飲むことに
私的には初めて会ったというのに、話がはずむのが楽しい
きっとこれはサーヤが「私」を理解してくれているからだろう
友達とは有り難いものである
≪お兄様、私記憶がないみたいでなのですが、目の前でイッチャイチャしてるのは
私の婚約者で間違いないかしら?≫
とりあえずストックなしで投稿してしまいました><
思い付きで書いていこうと思うので
次回は少し時間があく予定
※政略結婚とか書いておきながら惚れた腫れたとか書いちゃってたので
「政略」消しました。
読み返してツジツマが・・・とか思ったらまた修正します
ごめんなさい
読んでくださりありがとうございました




