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独り身の中年男性が夜ご飯食べるだけどの話ですが見て行かれますか?

意味こわ的なので苦手な方は注意してください

アバラボネ商事に勤めてサトシはもう20年を超えていた

といっても彼は窓際族毎日数十枚あるか無いかの資料にホッチキスを止めるのが彼の仕事だ、それ以外はずっとマインスイパーをしている

もう何十年の腕前だ爆弾撤去のサトシとでも呼んで欲しい気持ちである。

50を前にして浮かれた話もなく毎日3万の汚いアパートに帰ってきては安酒を飲む日々

もう楽しいや嬉しい辛いなどの感情は無くなっていた

毎日のルーティンを繰り返すロボットとなっていたのだ。

「すいませーん こんばんは 夜にごめんね いますか?」

カタコトの日本語が彼の夜ご飯中に響いた

サトシは無視を決め込みたかったが、まぁ声のデカいことデカい事

仕方なしにサトシはドアを開けた

「こんばんは 初めましてだね ジョーイだよ」

「ああ、ども」

「ここ引っ越してきた 日本いいところだね すっごい好きよ」

「はぁ、ども」

「あなたいつもいなくて 死んでる思ってたよ 生きててよかったね」

「はぁ」

「これつまらないもでは無いですが 面白いものでも無いですよ」

引っ越しの挨拶にしわしわのスーパーの袋をもらったのは初めてだ

「ジョーイ とても料理うまいよ たべるいいよ」

「はぁ、ども」

「ははは! あなたくらい人ね でも平気よ そういう人も ジョーイ嫌い違うから」

「はぁ」

そういうと強く握手をして帰って行った

嵐のような人間であった

そして、このもらった特級呪物はどうしよう

恐る恐る中を覗くとぐしゃぐしゃのアルミホイルに肉の角煮のようなものが包まれてた

「肉……?」

こんな怪しいものを食べるのか?しかし肉だぞ?

捨てる前に一口食べてもバチは当たらない、むしろこのまま捨てるなんてバチが当たる

一口だけ、その気持ちで口にした

「……うまい!!」

全体的に甘辛くどこか臭みのある肉もうまくスパイスで臭いが抑えられてる

うまいうまいと全部を食べ切ってしまった

「なんの肉だったんだ?」

最後にビールで余韻に浸りながら呟く

まぁなんだっていいさ、体は強い方だ下痢でも嘔吐でも勝ってやる

次の日もジョーイはやってきた

「こんにちは ジョーイきたよ」

「はぁ」

「お兄さんいっつも顔悪いよ ご飯食べてる?」

「はぁ」

「ジョーイまたなんと ごはん持ってきたよ 美味しいご飯だよー」

「本当か??!!!」

ご飯という言葉に過剰に反応してしまった

「おお! ジョーイのご飯ファンになったね? いいよーどうぞだよー」

今度は直接アルミホイルを渡されたがこいつの料理の腕と肉という最高コンビで全く気にならなくなっていた

「おお!唐揚げか」

ジョーイに別れを告げてすぐにアルミの中を確認した

湯気が立ち昇っていく、出来立てのようだ

すぐにご飯をよそいいただきますと挨拶する。

肉はよく漬けられておりジョーイの故郷の味なのか鼻の奥で独特なスパイスの香りが

広がる

「本当に料理うまいんだな」

それから毎日のようにお裾分けをもらう様になり、痩せ気味だったサトシの体重も標準に戻りつつあった

貰ってばかりでは悪いとお金を渡したが断れたので

安い野菜などを買ってジョーイに料理の足しにしてくれと渡したりもしたが、肉料理が専門なのかお裾分けで野菜の入ってる物は出て来なく

唐揚げ、角煮、お肉だけの生姜焼き、ハンバーグ、豚カツと肉ばかりだ

「これで最後のご飯だよ もうお肉なくなったからね」

急な終わりはやってきた、ジョーイがこれでご飯は最後だという

「そうか、もうめっきりお前の料理のファンだったが寂しいな」

「ありがとうね でももうお肉無いから 食べなくて大丈夫よ」

じゃあねーと手を振りながら部屋に戻って行った

最後の晩餐だと明日からの質素な飯を思って悲しい気持ちになりつつも今日の最後の料理を出した

最後の料理はチラガーが使われていた

そしてその豚のもではないチガラーを見て全てを理解した

全部騙されていた。アイツはやさしい住人なんかじゃ無く俺はいつの間にかいいように使われていた

胃のなかのものを全て吐き出して全てを悟った。

チラガーの検索はお任せします

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