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ある日神の寄越し給ひし異形の獣に撥ねられて失せにければ異世界へ転生仕りき、されど能力の鉄の牛車召喚も黒き神境(?)とやらも使いよう皆無なり!  作者: イグアナ
圏外突破編

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神々、観光し始めたりしこと

 神。



 落ちたり。



 神。



 落ちたり。



 神。



 落ちたり。



 合計十五柱。



 地面へ突撃したり。



「痛っ!!」



「押すな!!」



「だから順番に入れと言っただろ!!」



 神界。



 思った以上に雑なり。



 その時。



 国王。



 固まりたり。



 信者達。



 固まりたり。



 発明家。



 感動で震えたり。



「神が十六柱……」



 一拍。



「増えたぁぁぁぁぁ!!」



 数で感動したり。



 その時。



 天城創世。



 周囲見回したり。



「へえ」



「何なり」



「異世界だな」



「異世界なり」



 当たり前なり。



 その時。



 別の神。



 屋台見たり。



「お」



 串焼きなり。



「美味そう」



 そして。



 買いたり。



 数秒後。



「美味い」



 食べ始めたり。



 神。



 観光客になりたり。



「何しに来たなり」



 貴光問いたり。



「見学」



 即答なり。



 その時。



 別の神。



 露店見たり。



「これ何?」



「果実酒ですよ」



「買う」



 神。



 普通に買い物し始めたり。



 国王。



 困惑したり。



「神とは……」



 崩れ始めたり。



 その時。



 担当神の声。



 黒き神境より聞こえたり。



『だから言っただろ』



「うむ」



『あいつら仕事しない』



「神なりよな?」



『神だ』



「仕事は」



『してない』



 駄目なり。



 その時。



 レン。



 神の一人見たり。



「なあ」



「何だ人間」



「神って暇なのか?」



「暇じゃない」



「うむ」



「サボってる」



 正直なり。



 その時。



 発明家。



 神々囲みたり。



「質問です!!」



「何だ」



「神界通信塔どう思いますか!!」



 神々。



 塔見たり。



 数秒。



 沈黙したり。



「馬鹿だろ」



「馬鹿だな」



「正気じゃない」



「よく成功したな」



 満場一致なり。



 発明家。



 傷付きたり。



 しかし。



 少し嬉しそうでもありたり。



 その時。



 一柱の神。



 貴光見たり。



「そういえば」



「何なり」



「お前が御池貴光か」



「うむ」



 神。



 急に笑い始めたり。



「軽トラを牛で引かせてる奴」



 しん。



 周囲の神々。



 爆笑したり。



「それだ!!」



「あの転生者か!!」



「鍵捨てた奴!!」



「時速四キロ!!」



 神界。



 かなり広まっておりたり。



 レン。



 肩震わせたり。



 エレノア。



 顔逸らしたり。



 佐藤。



 笑い堪えたり。



「有名なりか」



「有名だ」



 天城即答したり。



「神界フォーラム殿堂入り」



 しん。



 貴光固まりたり。



「何なりそれ」



「知らない方が幸せだ」



 天城言いたり。



 その時。



 黒き神境。



 再び鳴りたり。



 ぴろん。



【神界ネットワーク接続数:1→38】



 しん。



 発明家固まりたり。



「増えてる」



 佐藤固まりたり。



「増えてるなり」



 貴光固まりたり。



 その時。



 担当神。



 電話越しに呟きたり。



『あ』



「何なり」



『不味い』



「何がなり」



『神界掲示板で異世界直通回線の存在が拡散された』



 しん。



『多分明日には百柱来る』



 全員。



 頭抱えたり。

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