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ある日神の寄越し給ひし異形の獣に撥ねられて失せにければ異世界へ転生仕りき、されど能力の鉄の牛車召喚も黒き神境(?)とやらも使いよう皆無なり!  作者: イグアナ
神界業界編

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133/313

御池貴光、発表させられたりしこと

「担当神推薦」



「御池貴光殿」



 しん。



 会場。



 静まり返りたり。



「なり?」



 御池貴光。



 左右見回したり。



「我なり?」



「お前だ」



 担当神答えたり。



「推薦した覚えなきなり」



「我がした」



「何故なり」



「面白いから」



 最低なり。



 神々。



 拍手したり。



「行けー!」



「軽トラ見せろー!」



「牛も出せー!」



 完全に見世物なり。



「帰るなり」



 本日四回目なり。



 しかし。



 担当神。



 貴光押したり。



「行け」



「嫌なり」



「行け」



「嫌なり」



 数分後。



 壇上。



 御池貴光立ちたり。



 不本意なり。



 司会神。



 問いたり。



「それでは」



「御池貴光殿」



「発表内容を」



 しん。



 貴光。



 固まりたり。



「内容?」



「うむ」



「何も考えておらぬなり」



 会場。



 爆笑したり。



 担当神。



 頭抱えたり。



「だから事前説明しろと」



 天城創世。



 笑いたり。



「面白い」



 その時。



 司会神。



 困ったり。



「では何か」



「世界について」



「語って頂ければ」



 貴光。



 少し考えたり。



 数秒後。



「牛は偉大なり」



 しん。



 会場静まりたり。



「牛は」



「偉大なり」



 再度言いたり。



 神々。



 困惑したり。



「何故なり」



 貴光語りたり。



「荷を運べる」



「うむ」



「畑を耕せる」



「うむ」



「食料にもなる」



「うむ」



「鉄牛車も引ける」



 しん。



 神々。



 妙に納得したり。



「確かに」



「万能だな」



「牛強いな」



 流されやすき神々なり。



 貴光。



 さらに続けたり。



「されど」



 一拍。



「鉄牛車は好かぬなり」



 大拍手。



 起こりたり。



「そこだ!」



「それだ!」



「軽トラなのに軽トラ嫌い!」



 神々。



 盛り上がりたり。



 担当神。



 遠い目したり。



「何で人気なんだ本当に」



 その時。



 フォーラム。



 更新されたり。



【速報】



【牛は偉大なり】



【名言誕生】



【牛派結成】



 しん。



「何なり」



 貴光固まりたり。



 画面。



 さらに更新されたり。



【牛派 0.1%】



【軽トラ派 0.8%】



 派閥。



 増殖したり。



「やめるなり」



 貴光叫びたり。



 しかし。



 止まらず。



 その時。



 天城創世。



 壇上へ上がりたり。



「優勝者発表」



 会場。



 静まりたり。



 新人神達。



 緊張したり。



 そして。



 天城。



 紙見たり。



「今年の優勝は」



 一拍。



「全員猫耳世界」



 大歓声。



 新人神B。



 泣きたり。



 そして。



 特別賞。



「牛は偉大なり賞」



 しん。



「何なりそれ」



 貴光叫びたり。



 神界。



 今日も平和なり。



 多分。

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