表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アールグレイの日常  作者: さくら
アールグレイ士官学校入校する
560/617

一回目のEnd

 反逆者とされ悪しき魔女と言われた女の墓の前には、いつの間にか置かれた花々があり、その墓前の前で、魂が抜けたように佇むペンギンがいました。

 すっかり憔悴しきったそのペンギンは、いつまでもいつまでも、その場所にいました。


 見かねた、そのペンギンを知っている者が餌をあげても、首を振り、食べようとはしませんでした。



 …









 日々が経ち、ある日の朝、スッカリ痩せ細ったペンギンが墓前の前で、事切れている姿が発見されました。

 発見された時、ペンギンと、いつも一緒にいた白いモモンガが、光りの玉と姿形を変え、名残惜しそうに二、三度、ペンギンと魔女の墓の上を周回すると、西方の森林に囲まれた山々の方へ飛んで行ったとのことです。



 人々は、主人と同じ墓に、そのペンギンを埋葬したという。







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ