表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アールグレイの日常  作者: さくら
天竺行路
177/615

夢念夢想

 寝て起きたら、全てが上手くいっていた。

 そんな事を、たまに夢想する。


 むろん、そんな事は現実には無い。

 それでも、まずは夢見ることが理想を現実にする第一歩だと僕は思うのだ。


 バスの中で、汗を拭き、着替えながら考える。


 今回のミッションの裏目的は、ブルー達全員がレッドに合格すること。

 その為に、ブルー達全員がレッド並の実力を身に着ける、若しくは、その芽を植え付けてやること。

 青少年を導くのは大人の務め。


 その過程で、ついでに皆と友達になれたら、嬉しいな。

 僕も、今世では、皆と同じ青少年ですから、同年代、仲良くなれるかも。

 今回のミッションが終わっても、一緒にお茶したり、映画を観に行ったり、旅行したりする間柄になったりしちゃって…。


 裸になり濡らしたタオルで、身体を拭いていく。

 替えの下着を身につけて、服を着る。

 最後に清浄の魔法を掛けて終了。


 魔法だけでも良いけど、精神的にはスッキリしないので、やはり下着ぐらいは着替えたい。


 水を体内に補給する。


 残るは、あと3人。

 どうも、アクロバティックな技や新しい技には対応出来なく、直ぐ終わってしまう。

 これではデータ収集に為らずと、エトワールからリテイクを言い渡されるかもしれない。


 リテイクは嫌。

 何となく、そう思う。


 僕も反省はするのだ。

 ならば、オーソドックスなスタイルで、戦おうではないか。

 

 木刀を手に取る。

 多分、柄物があれば何とかなる。何でも対応出来る気がする。

 何しろ年季が違う。

 前世から通算すると、半世紀はゆうに越えてしまう経験持ちです。



 さあ、相手になりましょう。

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ