CV、Resume(履歴書について)カバーレター、そして面接
2- CV、Resume(履歴書について)カバーレター、そして面接
日本では履歴書と言いますが、海外ではCV(主にヨーロッパ)Resumeと呼ばれます。自分が応募する職種に関係ない職歴は削除する方が望ましいようです。ただアメリカは空白期間を質問してくるか、推薦者に確認したりするようなので、筆者の友人は一言コメントを入れたり、Resumeが長くなろうとも全部入れてる人もいますが、基本2ページくらいに収めましょう。
日本はアルバイトは履歴書に書けませんが、少なくともCVはパートタイムということで書けますので、無償のボランティア、インターンも応募する職に関係があるならば、必ず載せましょう。また関係ある職種+ご自身でこの経験は有利なはずと思う箇所はハイライトを入れるなど、工夫を凝らすと面接に呼んでもらえる可能性があがりますが、すべてをCVに書く必要はありません。面接でアピールすることを残しておきましょう。
カバーレター(志望動機)は最近は任意提出の求人が増えていますが、必ず書きましょう。それがあなたのショーケースになるので、面接に呼んでもらえる可能性があがりますが、内容がいまいちだとそのせいで書類で落ちることもあるので注意が必要です。落ちるカバーレターの典型例は「使いまわし」に見えることです。つまり求職中の人は数社応募していますが、全部同じカバーレターを使っている、もしくはちょっと変えただけとHR(人事)に思われたら、書類で速攻滑ります。HR、もしくはリクルーターの書類に目を通す時間は1分以内で使い廻しにすぐ気が付きますので、注意しましょう。同じ職種に応募するとどうしても内容が似通ってきますが、その場合は求人に書いてある条件の一部について、自分ができることをアピールしましょう。私の前の会社のリクルーターは、求人に書いてある単語やフレーズを使うと良いと言っていましたので、良かったら参考にしてください。
応募してから採用までの経過
1. 書類選考にパスすると、HRもしくはリクルート会社経由の場合はリクルーターから面接のお知らせがあります。30分くらいですが、ほとんどはリクルーターが会社や仕事について説明します。その後、志望動機を聞かれますが、その部署担当ではないのであまり専門的なことを話しても意味がないので(職種にもよりますけど)その会社のHPを見て興味を持った、その会社で自分はどう伸びていけるかなどを語ると良いと思います。中途採用の際は希望給与も聞かれますが、筆者は高めに行って「もちろんフレキシブルで交渉には応じます」と言っています。希望通り通ったこともあるし、やっぱりやや下げられた(下げられるのを見越して高く言ったので作戦成功)もありました。
2. 職種次第ですが、テストがあります。バイリンガル能力のチェック+翻訳だと翻訳テスト、カスタマーサービスだと客への対応、SEOだったらSEOを使ったライティングなどです。バイリンガルかどうかのチェックは、かなりアカデミックなものから「面接でちゃんとできてるから省略」まで色々あります。コミュニケーション能力を見てるので、カバーレターと面接だけで判断する会社も多いので、カバーレターをネイティブにチェックしてもらうのはOKですが、書いてもらうのはやめましょう。
3. テストにパスしたら、再度面接があります。これは希望部署のマネージャーと行うのが大半ですが、シニアリクルーターのときもあります。シニアリクルーターは職種を理解していますので、かなり突っ込んだことを聞いてきます。自分の長所、短所、今まで達成できたことなどを聞かれますが、ここでも的確に答えていかないと、コミュニケーションがいまいちと判断されかねないので、注意しましょう。例えば、達成感について聞かれた際は「いつ、どういう状況で、どう達成して、その結果、自分も周りも(クライアント、カスタマー)がどうなったか」までを言いましょう。これをSTAR Methodといって「Situation,Task,Action,Result」で、リクルーターはここを見てますので大事です! 筆者はこれを知る前に受けた面接では状況と結果だけ言いましたが、それでも今の会社は採用されたので、少なくとも状況と結果は言いましょう。また、問題解決について聞かれることもあります。「以下の状況で、こういうことが起きましたが、あなたならどう対処しますか?」という感じです。これも「こうします」だけではなく、できれば似たような経験から、STAR Methodを引用しながら、過去にこうやってうまく行ったことを言う方が説得力があります。この面接は採用してもらえるよう、担当者を説得してるわけですから、一言二言で答えるのはお勧めできません。でも経験のない職種に出すこともあると思います。その時は「課題でやった」とか「ケーススタディで読んだ」など、自身の経験からではなくてもうまく行った例を出せば、とりあえずはOKです。
4. その後は待つのみです。滑ってもタレントプールと呼ばれるところに登録するか聞かれますので、一応「Yes]にしておきましょう。急に採用された人が辞めたり、クビになったりすると声がかかることが多々あります。
最初の書類にパスするためには、CVとカバーレターは大事です! CVのレイアウトも見やすく、またこれも使い廻しに見えないような工夫も必要です。また「一応持ってるから書いておくか」というスキルの場合、仕事で使えそうもないレベルならば書くのはやめましょう(求人情報に書いてある場合は別)
参考になれば、幸いです!