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LINEノベルの冥福を祈る

 2020年8月31日にサービス終了したLINEノベル。アクセス数ランキングでは、4位エブリスタと5位ノベルアッププラスの間に入るはずであった。もっともエブリスタのアクセスは7百万で、LINEノベルは55万なので、エブリスタから下の差が超激しい。


 ここにはいくつか他にない特徴があった。

1. 読むのはアプリからのみ(国内初だと思う)

2. 文芸とラノベで入り口を分けた

3. プロ作家の作品を配信して話別購入方式を実施(国内初?)


読むのはアプリからのみ

 Web小説がほとんどブラウザから読まれているのは運営も分かっていたはず。なろうに至っては、アプリを提供してさえいない。

 それでもあえてアプリだけにしたあたり、「これから小説はアプリで読む時代だ!」という概念を広めようとしたように見える。

 55万というのはWebだけ、つまり書き手だけの数字だ。じゃあ読み手はアプリに集まってたのかというと、DAUがたったの1.75Kで他サイトのアプリより断然少ない。つまり読み手がほとんどいない。

*DAU…1日にアプリを利用するユーザー数。


2. 文芸とラノベで入り口を分けた

 これはまあ分かる。ラノベ層と文芸層、両方を獲得したければ入り口を分けた方が良い。


3. プロ作家の作品を配信して話別購入方式を実施

 漫画アプリが上手くいっているのでそのやり方を取り入れようとしたんだろうけど。結果はアプリのDAUを見ての通り。

 話別購入が馴染まなかったのか、アプリ限定にしたことが大きかったのかは分からない。……いや、無料作品すら読まれてないからアプリ限定にしたことが主要因な気がする。



 残念ながら終了になってしまったが、色々と新しい試みをやったことは尊敬する。他のサイトはきっとこの失敗を生かせるはずだ。

 私達は忘れない。LINEノベルよ安らかに。

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