モンスターペアレントは
学校生活は今となっては、羨ましく思う。
子供という事で、学校に守られ、世間に守られ、それでいてお小遣いは貰え。
俺が学校生活の頃の問題は、二つ目ある。
一つは「いじめ」
これはそのまんま。
今では「いじめ」と「いじり」があり、曖昧になりつつあるらしいが、「いじめらた!」それで終わる。
それとメール、SNS、文字による暴力もあるらしいが、世代が違うためによくわからない。
だからこれは強制的に終わらせる。
もう一つは学級崩壊。
これは生徒が先生の授業を聞かず、友達同士で喋ったり、悪ふざけをさしたり、先生を見下したり……実は俺もそんなことを毎日していた。
先生も最初は大声をあげてはいたが、最後には呆れ返って無視しながら授業を進めた。
だから俺の知る学校授業は、無駄口だらけだった。
今の学校の問題は。
「いじめ」もあるが、それ以上に親が絡む。
モンスターペアレント……これに尽きる。
何かをするに、いちいち学校に指図して、学校の決まりを掻き乱し。
我が子のためとか、なんとか言いながら、学校にいちゃもんを言ってくる。
これはある意味、方向違いだと思う。
子供の問題に、親が学校に、頭を突っ込むことが可笑しい。もし子供同士の揉め事ならば、相手の親との話し合いが普通だ。
なのに全て学校に押しつけてくる。
言い切る。
俺の子供だった頃、これはとても最悪最凶の問題児ばかりだった。
言ってしまえば……癌だ。
そう俺の世代は、癌だった。
……言い切ってしまった。
学級崩壊ばかりして、授業を掻き乱した俺の世代。
それが歳を重ねて、今! 今度は親になり、学校をモンスターペアレントとして搔き回す。
……正直恥ずかしい。
将来の日本、多分だけど、俺と同じ世代の人間が一人もいなくなったら……おそらくいい時代になるのでは? そんな申し訳なさがある。
はっきり言うと、今の若い子は頼もしい。
それなのに、大変な境遇にある。
何だか、申し訳なく思います。
でも……俺は長生きしたい。
だって死んだら、人間は終わり。
転生なんてないんだから。
……それでは今回はここまで
終わり




