底辺の遠吠え 吐かれる猛毒
今、日本のテレビは、規制が激しい。
作られる事実に、真実を蓋にされている。
そんな気がしてならない。
日本の好いところを海外にPRしたり、それを押しつけたり。
白白しさにテレビが嫌いになった人は、一体どれだけいるだろうか?
おそらく、かなりいるだろう。
「日本スゲェ!」
これが今、皮肉を込めて嘲笑う周囲は数知れず。
日本は技術大国……らしい。
それを自分でほざいている。
確かに俺が子供の頃は、日本は勢いがあった。
その時のメディアは、悪ふざけをしていた。
そして……日本スゲェ! なんて叫んではいない。
裏を返せば世界からどれだけ憎まれても、叩かれても、勝てる! そんな自信があったのだろう。
当時はスマホもなくいろいろ不便な時代であり、不便だから戻りたくはない。
しかしそんな時代に、憧れを抱くのは何故か?
俺のバカな考えだけど、当時の日本は本当に……
凄かった!
そう感じてならない。
だからこそ、今の日本の姿が、悲しくてしかたない。
技術大国、経済大国……これが、過去のモノに半分なりつつある。
中国、インド、ベトナム、タイ……全てが日本を追い抜き、アメリカは日本にそっぽ向き、沈むのは目に見えている。
科学技術もレポートが激減しているとのことだし、日本はいずれ「武士と芸者の国」と思われる日は近いだろうな。
今、俺が出来ること。
それは今の立場を呑み込んで、謙虚にそして熱く……なんてことは出来ないが、猛毒を曝け出すペンの魔力を放とうと思う。
それは行き過ぎる可能性はある。
しかし胸にしまうのは、性に合わない。
だから……遠吠えをしようと思う。
負け犬の遠吠え……いや、底辺の遠吠えだな。
終わり