表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

作者の雄叫び

ペンネームとグラタン

作者: ペンネグラタン

メタい

 ヤッホー、ボクだよボク。え? 俺俺詐欺ならぬボクボク詐欺だって? 失礼しちゃうなあ。名乗るのも待てないなんて。

 ボクはペンネグラタン。あ、食べ物じゃないよ。まあ、名前の由来はペンネグラタンなんだけど。

 ボクが生まれたのは九JACKが生まれてから一年半くらいしてからかなぁ。メタい話をすると、本体が「九JACK」ってペンネームを公式ネームにしたのが中学二年生の中頃で、ボクの名前「ペンネグラタン」を非公式ってわけじゃないけど、オフ? まあ、大賞とかそういう堅苦しいのに出すわけじゃないってときに使うペンネームとして考えたんだ。

 ペンネグラタンの名前の由来は、本体がペンネグラタンが好きだったのと、ペンネームをもじった安直な名前にしたかったっていうのかな。すごい安直でしょ? 安直すぎて嫌いにならないかって? ふふっ、安直すぎて一周回って大好きな名前だよ。まあ、生意気にもどこかのくじゃくにグラタンとか呼ばれるのは気に食わないけどね。

 くじゃくと仲が悪いのかって? 別に、普通だよ。くじゃくもボクも本体は一緒だからねぇ、好きも嫌いもないさ。くじゃくがお遊びで書きたいやつを代わりにボクが書いて、二人でけらけら笑うくらいの仲だよ。

 お遊びお遊びっていうけど、別に小説っていうものを軽視しているわけじゃないよ? 単に、みんなが外で元気に遊んだり、家でゲームに明け暮れたりするのとおんなじ感覚ってことを言いたいのさ。実際、小説家になろうじゃない小説投稿サイト、具体的に言うなら、どこかの出版社とタイアップしたりして、小説賞やって、大賞作品を書籍化する、なんて大がかりなことをする場所じゃないところだと、みんな気楽にお遊戯の一つや気晴らしの一つとして小説を書いていたりする。ボクはそんな感覚。だからボクの名前の作品は、比較的コメディ系統のものが多いはずだよ。

 とりあえず、一作者として語っておくなら、コメディの「あ、くまだ」をモバイル終了前に完結させられたのは我が事ながら天晴れだったと思うよ。あれは序盤で躓いたけど、やっぱりコメディがボクの肌には合っているんだって思ったねぇ。一回感想で言われたことがあるけど。

 本当はくじゃくもああいう楽しい作品を書きたいんだろうけどね、志すところが違うんだよ。くじゃくはね、ファンタジーが大好きなんだ。ハイローって今はジャンル分けされているけど、なんであれ、自分の世界観っていうものがあって、それを認められたい一心で、くじゃくはファンタジーを次から次へと書く。氷の剣士なんかは一番力が入ってたんじゃないかな。

 他にも、くじゃくは人間の心を書き出す能力がある。それが読む人を不快にさせるかもしれない作品でも、くじゃくは自分の思いを全力で小説にぶつけるんだ。くじゃくにはそれだけの情熱がある。くじゃくと一番付き合いの長いボクだからわかる。

 長門未来のときもそうだったし、黄昏の約束のときも、くじゃく──いや、九JACKは全力で作品とテーマにぶつかっていた。ゴブキスの9.8だって、他の出場者のやる気とかエタとかに飲まれないで、九JACKは最後まで書ききることを、この小説家になろうというサイトに出会ってからは史上としていた。事実、紹介した作品は、完結している。それだけの情熱が九JACKにはあったのだ。

 でもね、ただがむしゃらに頑張るだけだと、いつかスイッチが切れたように、頭が働かなくなることがあるんだ。それが世に言うスランプってやつだね。茶菓ちゃんなんかがそのスランプという重荷を背負って〜みたいなことを語っていたと思うけれど、茶菓ちゃん、それは茶菓ちゃん一人が背負うものじゃないんだよ。

 ボクたちは九JACKというペンネームから始まった、ルイくんが言うところの九JACKファミリーというやつだ。ルイくんはなろうでは目立たない存在だけど、上手いこと言うな、と思った。

 ボクらは同じ本体からあらゆる要素をその身に背負って生まれた存在だ。だけど、その荷を一人で背負うことなんて、しなくていいんだ。

 だって、ボクらは家族(ファミリー)なんだから。

 ボクはファミリーの中でも、一番気楽に生きるよ。一人くらい、ムードメーカーがいるくらいがチームとしてちょうどいい。

 ボクはね、物事を重く考えがちな九JACKの気晴らしになれれば、それ以上の存在理由なんてないんだよ。

 みんながみんな、違う人格を持っている。けれど体は本体一つ。結局、その本体の中でわかり合っていくのが一番平凡で平和で、ボクたちに必要な楽しい日々だと思うんだ。

 ボクも九JACKも、モバイル終了しても、日常のどこかでまた面白おかしいネタを見つけて、話を書き続ける。なろうに戻ってくるまで、ネタは書きためとくさ。

 だから、いつか戻る日をみんなが待っていてくれたら、ボクは一番嬉しいかな。当然九JACKも。だから、さよならは言わないよ。代わりにこう残そう。


 また会おうね。



メタい

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ