不幸からの解放
あまり文章が上手くないと思いますが読んでいただければ幸いです。
ーーーーああ、この苦しみと不幸な人生から解放されたいーーーー
そう願った少年の名前は天道幸斗、15歳、中学3年生である。幸斗は今祖父母の家でお世話になっている。両親が多額の借金を負い自殺してしまったためだ。その借金を返す為、幸斗は高校生にならず働かねばならない。学校でもそれが原因でイジメを受けたこともある。因みに幸斗は前髪が長く、目が隠れており、顔全体を見ることができない。そんな少年であるーーー
「ああ、今日も学校か......」
目覚めた幸斗はそう嘆いた。幸斗は前髪が長く、目が隠れている為学校で気味悪がられていた。
もう疲れたな......今日は学校休みたいけど行かなきゃ......何でこんな日常を送ってるんだろう?良いこと何て生まれて来てからおきやしない。まあ、取り敢えず学校行こうかな。
ーーーー学校ーーーー
「おい幸斗、ちょっと校舎裏来てくんね?」
そう言ってきたのは僕に絡んでくるグループのリーダーだ。後ろでニヤニヤしている生徒が複数いる。僕を呼び出す時は大抵がテスト明けだ。溜まった鬱憤をぶつけて来ているんだと思う。
「分かった......行くよ」
「っ!幸斗!」「行くな!」
数少ない僕の味方、幼なじみの親友達が引き留めてくれる。けど
「大丈夫。少し話があるだけだから」
僕は助けを求めない。求めるともっとキツいことをされると分かっているから。
「へっ、お前きめぇんだよ!」
「ハハハ!」「だよな~」
「うっ......」
そうして僕は暴力を受ける。もう慣れて、初めの頃のように泣くこともなくなった。だが......いつか復讐してやる。そんな気持ちは出来ないと分かっていても消えない。そし時間が過ぎ、1日が終わる。これが日常だ。
そして数ヶ月たち皆受験勉強に必死になり、絡んでくることもなくなった。僕は中学で学生生活を終えるためいつも通りだ。ただ、悲しみは非常に大きい。自分自身の人生を悔やみ、悲しんでいた。すべての授業が終わり、帰宅する。これから起こることを知るわけもなく、いつも通りに。1日の疲れを癒すため、ベッドにダイブしようとした時、それは起こった。いつになってもベッドの柔らかい感触がこない。
「おかしいな」
そう言い目を開け入って来たのは自分の部屋―――
ではなく、宇宙のように星のようなものがある、少し暗い部屋である。
「綺麗だなあ」
思わずそう嘆いてしまった。すると―――
「気に入ってもらえたかの?」
と訪ねられ、驚いてしまった。何故なら、先程まで誰も居なかった場所に、神話に出てくる神様のような格好をしたおじいさんがたって居たからである。そこで、色々と聞いてみようと思い、質問してみた。
「貴方は......」
「儂は君たちで言う所の神様じゃ」
心底驚いてしまったが、疑問もあった。
「何故僕の前に神様がいるのですか?」
「お主が願ったからじゃ。幸せになりたいと。」
「願ったから......ですか」
「そうじゃが、他にも理由がある。お主の記憶を見たが、辛いものばかりであった。幸せがこうもないなんてのう。じゃがお主は必死に耐え、ここまで頑張って来た。それを見かねてお主をここに呼んだのじゃ」
「そう......ですか。あの、僕はどうなるんですか?」
「それはお主が決めることじゃが、提案がある。お主には幸せがないといっていいほど少なかった。そこで、儂はお主に幸せになってもらいたいと思った。じゃから、地球とは異なる世界に行ってみぬか?儂はお主にその世界で成功してもらう為に力を与えようと思う。その力があればきっと幸せになれよう。どうじゃ?行ってみないか?」
「僕は......幸せをを掴む為にその世界に行きたいです!」
「分かった......きっと幸せを掴むんじゃぞ?」
「はい!」
そうして僕の不幸な人生が幕を閉じ、幸せを掴む為の新しい人生が始まった。
読んでいただきありがとうございました。なるべく速めに投稿しようと思うので宜しくお願いします。