表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR

そこまで言うのであれば、結婚して差し上げましてよ!

掲載日:2026/05/15




「ふんっ! そこまで言うのであれば、結婚して差し上げましてよ!」


 僕の愛しい人は、いわゆるツンデレだ。

 兎にも角にも斜め上なことを言う。


 一緒にデビュタントボールに参加しているくせに、婚約者でも恋人でもないのかと友人たちに揶揄われ、あぁまたかと溜め息を吐いたときだった。

 カサンドラが足を肩幅に開き、左手は腰に、右手で真っ赤な髪をバサァッと後ろに靡かせたあと、僕をビシィッと指差し、やや仰け反りながらそう言った。

 聞き間違いじゃない。僕と結婚して差し上げるらしい。


「え? いいの? うん、喜んで」


 小さいころからずっと告白してたんだけど、なんでか伝わらないし、彼女の両親に婚約を申し込んでも『カサンドラが嫌だと……』と断られ続ける日々。

 顔を真っ赤にして、好きじゃないわ! なんて叫んでいるのは、明らかに僕のこと好きだと思うんだけどね?


 まぁ、結婚という形でなくてもいいかと、側に居続けることを選んだ──んだけど。

 まさか逆プロポーズとは。


「なななななななななんでそんなに軽△#✕@!?」

「うん? ごめん、聞き取れなかったや」


 ビシィッと僕を指差していたはずの右手が、ふるふると震えながら引っ込められそうだったので、逃げられないように掴んだ。

 いつも内ポケットに隠し入れている指輪を取り出し、カサンドラの右手の薬指に嵌める。


「なんで持ってるんだよ……」


 僕たちを結びつける一言を放ってくれた友人が呆れ顔をしていた。

 なんでって、カサンドラはいつ墓穴を掘るか分からないじゃないか。いつでもどこでも捕まえられるように持っておくのは当たり前だろう?


 ────逃さないよ?



 fin 

ちょいと企画で書いた短編になります。

もうすぐ?ジューンブライドだよねってことで。


ブクマや評価などしていただけますと、笛路が大喜びからの小躍りカマしますヽ(=´▽`=)ノひゃほぉい


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
虎視眈々とツンデレ嬢を手に入れるチャンスを、ポッケに指輪ないないして待っていた ヤンデレヒーロー。 敢えて短編なのが良き。 朝からニマニマしておりました。
全てを置き去りにする勢いで竹を割ったようなスッパリとしたスピード感が素敵なラブコメでした♪ 主役君からヤンデレの香りが…… いや用意周到準備万端なスパダリ系溺愛男子の可能性も……多分あるよね??
サイコーです!! この組み合わせ、最強に最高です! 朝からご馳走様でした。1日頑張れそうです!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ