Chapter39 「野戦 訓練施設攻撃 丹沢山系」
Chapter39 「野戦 訓練施設攻撃 丹沢山系」
仲春の夜風はまだ肌に冷たかった。月の無い夜空に、既にもう消滅しているかもしれないと噂されているペテルギウスの光が瞬き、夜雲が浮かんでいた。米子達は枯れた芝生の上に腹這いになって夜の底で静かに呼吸していた。
《フェニックスより各位、作戦は予定通り0820(マルハチフタマル)より開始する。各自待機せよ》
共通デジタル無線の声がイヤホンに響いた。
「あと20分だね」
ミントが言った。
「待つしかないよ。それに今回は待機だから気楽だよ」
米子が言った。米子達はいつも通り紺色の戦闘服だった。バイザー付きのヘルメットは被らず、インカムと共通無線を共用するヘッドセットと弾帯を装着し、メインウェポンは64式小銃で統一していた。
64式小銃は1964年に自衛隊に正式採用された国産自動小銃である。製造は豊和工業で前長990mm、重量4.3Kg、口径は7.62mm、装弾数は20発で発射速度は命中率向上のために毎分500発に抑えられている。1989年に同じく豊和工業で開発された口径5.56mmの89式小銃が正式採用されるまで自衛隊で使われていた[現在でも一部使用されている]。89式小銃も2020年に正式採用された20式小銃に置き換えられつつある。
米子達は朝の5時に西新宿の事務所に集合して戦闘服に着替えた後にハイエースで埼玉県の朝霞駐屯地に移動した。朝霞駐屯地で武器を供与され、丹沢山系の麓までは他の部隊と一緒に自衛隊の73式大型トラックに分乗して移動したのだ。
丹沢山系の麓にある赤い狐の訓練施設に侵入した国家即応防諜機動群第2即応隊第1小隊と第3即応隊は攻撃命令を待っていた。訓練施設は中国企業が買い取った廃業したゴルフ場跡地を利用したものである。3コース54ホールの巨大なゴルフ場跡地は南北2Km、東西1.5Kmの広さを持つ訓練施設に生まれ変わっていた。コースに植えてあった木々は一部伐採され、バンカーやグリーンは塹壕や簡易的なトーチカに姿を変えていた。3階建てのクラブハウスは訓練施設の管理棟に改装されていた。
第2即応隊、別称『サキモリ』は自衛隊の習志野第一空挺団と特殊作戦群から選抜された隊員達110名で構成されている超精鋭部隊である。拠点は2ヵ月前に埼玉県朝霞駐屯地内に設置され、富士東演習場で訓練を行っていた。
第2即応隊は第1小隊から第3小隊に分かれており、各小隊は36名で12名の3班に分かれている。今回の作戦では第1小隊の36名が参加する事になった。
第3即応隊は内閣情報統括室配下の32名よって構成され、第1小隊は本部戦闘チームの16名、第2小隊は暗殺チーム16名によって構成され、各小隊はA班とB班の2班に分かれていた。ニコニコ企画の6名は第2小隊B班には配属されていた。第3即応隊の別称は『シノビ』に決定した。米子の案を木崎が上申して承認されたのだ。
【今回の作戦部隊構成】
国家即応防諜機動群 第2即応隊『サキモリ』
第1小隊
1班『サンダーバード』12名 識別色:白色
2班『ブルーバード』12名 識別色:黄色
3班『ブラックバード』12名 識別色:オレンジ色
国家即応防諜機動群 第3即応隊『シノビ』
第1小隊『フクロウ』A班8名 B班8名 識別色:スカイブルー色
第2小隊『ミミヅク』A班6名 B班6名 識別色:ピンク色
「思ったより広い場所だね。敵は何人くらいいるのかな?」
ミントが言った。
「敵は丁度訓練中らしいよ。訓練中の敵も含める40人~50人位らしい。そのうち教官が10だって」
米子が言った。米子は木崎と一緒に作戦決行前のブリーフィングに参加して作戦の詳細を把握していた。
「数は多いけど、訓練中の敵なんて大した事ないっすよね?」
瑠美緯が言った。
「ブリーフィングでは強いって言ったよ。元々特殊部隊にいた連中の最終的なチーム戦闘の訓練だって」
米子が言った。
「油断しないほうがいいぞ。赤い狐は本格的な破壊活動をするための最終段階に入ったようだ。歩兵戦車やヘリコプターも大型工作機器に紛れ込ませて持ち込んでいるとの情報もある。まあ、こっちは自衛隊の最精鋭だし、管理棟に集まっている敵を一気に殲滅するから大丈夫だろう」
木崎が言った。
「でも陸上戦闘の必要があるのでしょうか? 管理棟に集まっている敵を殲滅するなら他にリスクの低い方法があるはず」
米子が言った。
「国家即応防諜機動群上層部の決定だ。内閣府の決定と言ってもいい。これは第2即応隊のデビュー戦でもある。ある意味自衛隊の威信が掛かった作戦なんだ。内閣も成果に期待している」
木崎が言った。
「上層部へのデモンストレーションですか? この前の南大塚の作戦ではクレイモアの罠で第1即応隊に多数の犠牲差が出ました。突入して殲滅するのはカッコいいですけど待ち伏せのリスクもあります。包囲戦の方がいいと思います。一番理想的なのは上空からの攻撃か遠距離からの攻撃です」
米子が言った。
「これは暗殺じゃない。自衛隊主体の戦闘なんだ。作戦要領通りに行動しろ」
「了解です」
米子が納得のいかない表情で言った。
「CIAの情報だとヤツらが企んでるのはテロなんて生易しいもんじゃないらしいぜ。完全武装した集団で国会や霞が関を占拠する可能性もあるからそうなる前に徹底的に潰すらしい。この作戦にはCIAや米軍も協力してるんだぜ」
パトリックが言った。
「戦争みたいだね。武者震いがするよ。群馬の訓練所でロケットランチャーの訓練をしたから試したいよ」
ミントが傍らに置いた『SMAW』ロケットランチャーを撫でながら言った。SMAWはアメリカ軍が使用する肩撃ち式多目的強襲兵器である。全長は80cmあまりで重量は約8Kgである。発射時に本体の後部にロケット弾の入ったチューブと呼ばれるカートリッジを取り付ける構造となっている。チューブは使い捨て式であり、目的に応じた多種多様なロケット弾が使用可能である。米子達は昨日まで2日間、群馬の訓練所に入って野戦訓練をしていた。各種ロケットランチャーに7.62mmのバトルライフを使った訓練だった。
「いいか、攻撃の主体は第2即応隊だ。第3即応隊は支援を行う。特に俺達第2小隊のB班はあくでも予備の存在だ。指示があるまでは動くな」
木崎が言った。
「むしろ出番が無い方がいいって事っすよね?」
瑠美緯が言った。
「そういうことだ。それとな、今回の部隊のコードネームは俺が考えて提案したんだ。そして採用されたんよ!! 第2即応隊の第1小隊の1班が『サンダーバード』、2班が『ブルーバード』、3班が『ブラックバード』、本部が『フェニックス』だ。第3即応隊は人数が少ないから第1小隊が『フクロウ』、第2小隊が『ミミズク』だ。カッコいいだろ! なあ、カッコいいだろ!! 凄いだろ!!!」
木崎が大きな声で言った。
「木崎さん声が大きいよ。でも採用されて良かったね。今まではダサくて却下ばっかりだったけどやっと願いが叶ったね。だけど今までの米子の案をちょっとパクッてるじゃん。まあ私達のチーム内では今まで通り惑星シリーズを使うけどね」
ミントが言った。
「まったく悔しいぜ。久しぶりに大暴れできると思ったが、大人しくしてるしかねえのか」
パトリックが言った。
「でも何で私達の今回のメインウェポンはいつものHK416じゃなくて64式小銃なの? 他のチームは最新式の20式小銃を装備してるよね? 群馬の訓練も7.62mm中心だったしさ」
ミントが訊いた。
「私が調達を頼んだんだよ。野戦の場合は7.62mm弾の方が向いているからだよ。有効射程と威力は明らかに5.56mm弾より上だからね。他の小隊は自衛隊の20式小銃を使うみたいだけど、5.56mmじゃAKに撃ち負けるよ。パトさんから聞いたCIA情報だとこの訓練施設の敵の訓練用の銃はAK47系らしいよ」
米子が言った。
「でも7.62mmだと反動が強いですよね。命中率に影響しそうです」
樹里亜が言った。
「自衛隊の7.62mm弾は日本人の体格を考慮してNATO弾より火薬を減らした減装薬にしてるから反動は少ないよ。それに7.62mmにも慣れておいた方がいいよ。米軍だって5.56mmから6.8mmに移行中だし」
米子が説明した。
「だよねー。ボディーアーマーの進化で5.56mmの有効性が低くなってきてるんだよね。米軍が6.8mmに変えればNATOの他の国もそれに従うよ」
ミントが言った。
「今回はヘルメットを置いてきたけど大丈夫なんすか? 不安っす」
瑠美緯が訊いた。
「ライフル弾相手だから被っても意味がないよ、重いだけ」
米子が答えた。
「米子、この任務が終わったら入学式のスーツ買いに行こうよ。持ってないんだよね」
ミントが言った。
「いいよ、渋谷にでも買いに行こうか?」
「たまには銀座とかもいいんじゃない? スーツはいろんな場面で使えるよ。何色か持っていたいよね。最低でも紺、グレー、黒だよ。それにはボーナス出してもらわないとね。木崎さん、なるべく早くボーナス出して。入学式は来週なんだよ」
「この任務が成功したら考えよう。予算は余ってる」
「成功させるから早く出してよ! 今日中には戦闘の結果が出るはずだよ」
「私もボーナス欲しいです。ゴールデンウィークのジョニーズのコンサートチケットを転売ヤーから買うんです。新春コンサートが迫撃砲テロの影響で中止になったから、なかなか手に入らないんです。高くても転売ヤーから買うしかないんです」
樹里亜が言った。
「わかった、上に掛け合ってみよう。但し成功したらだぞ」
「第2即応隊は第1空挺団と特殊作戦群だよ! 成功するに決まってるよ。強さは木崎さんが一番知ってるんじゃないの?」
ミントが言った。
「ああ、彼らが負けるはずがない」
「じゃあボーナス、ヨロピクーーーー」
「俺は現地本部に行くからお前達ここで待機しろ。何かあったら無線で呼び出してくれ。インカムでもかまわないぞ。ギリギリ届くだろう」
木崎が言うと闇夜に紛れるように去って行った。木崎も珍しく紺色の戦闘服を着て腰にホルスターを着けてSIG―P226を携帯していた。
「敵の本部施設はここから1.2Km先の管理棟だよね。第2即応隊第1小隊の3つの班が攻めるんだよね?」
ミントが訊いた。
「そうだよ。元クラブハウスの管理棟には敵の司令クラス、教官、訓練中の戦闘員が集まってるから一気に殲滅するみたいだよ。左側から1班の『サンダーバード』、裏側から2班の『ブルーバード』が同時に突入して攻撃するよ。その10分後に3班の『ブラックバード』も突入だよ」
米子が作戦内容を説明した。
「第3即応隊の『フクロウ』は中央から15分遅れて訓練施設を奥に侵攻するんですよね?」
樹里亜が訊いた。
「そうだけど、私達第2小隊『ミミズク』のA班とB班は後方で待機だよ」
米子が言った。
「私達は何かあった時のための保険だよね。暗殺部隊だから舐められてるのかな? そうだとしたら冗談じゃないよ」
ミントが言った。
「元々第2即応隊だけで十分だって話だったらしいよ。上の人達が気を使って第3即応隊も参加させてくれたんだって。この前と同じだね。まあ自衛隊の精鋭部隊の戦いぶりを観戦しようよ」
米子が言った。
「だよねー、第一空挺団とか特殊作戦群の戦闘なんて普通は見れないもんね。なんかワクワクするよ」
ミントが言った。
「やっぱ第2即応隊は強いんすかねえ?」
瑠美緯が言った。
「そりゃ自衛隊の中でもピカイチの人達だからねえ。個々もバケモノみたいな体力だし、チーム戦闘やフォーメーションも桁違いだよ。全員がレンジャー資格者だっていうしね」
ミントが言った。
「俺も海兵隊の時に合同訓練をした事があるがはモンスターみたい奴らだぜ」
パトリックが言った。
《フェニックスより各位、10分後に作戦を開始する。第3即応隊の第1小隊は25分後に作戦を開始せよ。第3即応隊の第2小隊は後方で待機》
共通系のインカムに戦闘指揮官の大門小隊長の声が響いた。
『1班サンダーバード了解』
『2班ブルーバード了解』
『3班ブラックバード了解』
『即応3第1小隊『フクロウ』了解』
『即応3第2小隊『ミミズク』了解』
敵訓練場から200メートル離れた県道脇の空き地に10トントレーラーが停車していた。トレーラーの貨物コンテナの中は作戦室になっており、無線機を始めとする情報機器が壁際に配置され、真ん中の机には訓練場の地図が2つ広げられていた。一つは5日前に空撮された写真を元にしたもので、もう一つは訓練場がゴルフ場だった頃のコースの見取り図だった。
作戦室には第2即応隊司令の笹井1等陸佐と第2即応隊第1小隊隊長の大門1等陸尉、第3即応隊は第3即応隊司令の加賀美参事官と木崎が椅子に座っていた。
「工事は予定通りか?」
第2即応隊司令の笹井が言った。
「はい、19:00より訓練場の南側と西側で予定通りにニセの緊急工事をしています。北側と東側は山林なので問題ありません」
小隊長の大門が言った。訓練場内で銃撃戦になった場合、銃声が近隣の住宅に聞こえるのを防ぐために訓練場に面した南の公道と西の公道ではニセの緊急工事をしていた。ブレーカーと転圧機を何台も使って敢えて騒音を出している。表向きはガス管が損傷したための緊急工事という事になっている。
「多少の銃声なら誤魔化せますが、大きな戦闘になったら誤魔化しきれませんね」
第3即応隊司令の加賀美が言った。
「大きな戦闘になった時は国家即応防諜機動群の夜間演習という事にするそうです。テロリストが暴れ回る今の状態なら近隣住民も許してくれるでしょう」
大門が言った。
「国家即応防諜機動群設立の記者会見も世間に好意的に受け取られてましたもんね」
加賀美が納得したように言った。
「上空に所属不明のヘリが飛んでます」
トレーラーの屋根に装備されている外部監視カメラの映像を映すモニターを見ていた通信員が言った。
「警察関係か? 自衛隊は作戦空域での飛行を禁止にしている。通信員、上空から退去するように無線で伝えろ!」
「了解しました!」
送電鉄塔の航空灯がゆっくりと呼吸をするように春の夜空に赤い点滅を繰り返していた。
「沢村さん、私たちの出番は無いと思いますが念のため12時の方向を決めましょう」
暗視スコープを覗いていた樹里亜が言った。
「正面の山の中腹に鉄塔の航空灯が見えるよね。あれを12時にしよう」
米子が言った。
「了解です。それなら10時の方向150mに小さなトーチカが一つ、1時30分の方向200mに土嚢を積んだ銃座らしきものが見えます。12時方向の800m先を10分前にジープみたいな車が移動していきました」
樹里亜が言った。
《フェニックスから第1班サンダーバードと第2班ブルーバードへ、0820(マルハチフタマル)になった。攻撃を開始せよ》
《サンダーバードリーダー了解、攻撃開始》
《ブルーバードリーダー了解、攻撃開始》
左側から周り込んだ第2即応隊第1小隊1班『サンダーバード』は3階建ての管理棟まで30mの距離にある大きな植え込みの陰に伏せてた。班長の木村陸曹長が暗視双眼鏡で建物を観察した。建物の1階の大きな窓から明かりが漏れているが2階と3階の窓は暗かった。サンダーバードの隊員達は首に敵と味方を識別する為に首に白いスカーフを巻いていた。2班の『ブルーバード』は管理棟の裏手の丹沢山系の森の中に潜んでいた。ブルーバードの隊員達は黄色いスカーフを首に巻いていた。
「上空にヘリコプターが飛んでます。かなり低いです。自衛隊ですかね?」
樹里亜が言った。米子が大口径双眼鏡を目に当てて覗いた。
「ブリーフィングではヘリコプターの参加の話しは無かったよ。尾部の白い航行灯しか点けて無いのはおかしいね」
米子が言った。ヘリコプターは赤、緑、白の航行灯を点滅させる事が航空法で義務付けられている。
サンダーバードの隊員4人が植え込みの陰から走り出ると建物の1階の正面玄関に取り付いた。正面玄関は木製の両開きのドアだ。玄関のドアを引くと鍵は掛かっていなかった。2人が20式小銃を構えながら飛び込むように玄関をから侵入して、残る2人はドアの内側に20式小銃の銃身を向けた。玄関の内側はロビーだった。ロビーは無人で敵の抵抗は無い。
『クリア!』
侵入した隊員が言った。ドアの陰にいた隊員の1人が植え込みの隊員達に手招きするように手信号で合図を送る。
「入るぞ」
木村一等陸曹が低い声で言いながら手信号で隊員達に合図をした。サンダーバードの残り8人が植え込みから駆け出して開いた玄関を抜けてロビーに入った。
開いたパラシュートに吊られるようして大きな円柱形の物体が夜の空をゆっくり落ちていった。
《サンダーバードリーダーからフェニックス、ロビーを確保。これより各部屋を制圧する》
《フェニックス了解、敵を殲滅せよ。捕虜は捕らなくていい》
《ブルーバードリーダーよりフェニックス、裏のテラスより侵入して2階と3階を制圧する》
《フェニックス了解》
2班のブルーバードが裏口から管理棟内部に侵入して階段を登り始めた。
「きゃあ!」
樹里亜が声を上げて暗視スコープから顔を外した。前方に輝く火球が発生した。
「何あれ? 燃えてるの?」
ミントが言った。
「管理棟の上で何かが激しく燃焼してます。暗視装置だと眩しすぎて目がやられます」
樹里亜が言った。
『ドーーーーーーーーーーーーーーーーーン』 [グオーーーーーーーーーーーーー!]
長い爆発音が広い訓練施設に響いて衝撃波が伝わった。
「普通の爆発じゃないね。燃焼気化爆弾かもしれないよ」
米子が言った。訓練施設全体が夕日に照らされたように明るくなって地表の姿が露わになった。米子達の顔も暗闇にオレンジ色に浮かび上がった。
「燃料気化爆弾? 闇バイトの本部を襲撃した時に使ったやつですか? あの時はカメラのフラッシュみたいに眩しかったすよ?」
瑠美緯が訊いた。
「あれはテルミット爆弾と燃料気化爆弾を合成したやつだよ。これは酸化エチレンを使った純粋な燃料気化爆弾に近いかもね」
米子が言った。




