Chapter25 「ニヤニヤ企画との合同訓練 十津川村」
Chapter25 「ニヤニヤ企画との合同訓練 十津川村」
9:00、新大阪駅北口有料駐車場にシルバーのハイエースが停まっていた。ハイエースから降りて来た男が手をあげて近寄って来た。男はガッシリした体形でスポーツ刈りだった。年齢は40代くらいに見えた。黒い厚手のブルゾンを着てカーキ色のカーゴパンツを履いていた。
「初めまして。ニヤニヤ企画の責任者の松原です」
「ニコニコ企画の木崎です。出迎えありがございます」
木崎が対応した。
「ニヤニヤ企画の事務所は難波にあるんですけど、このまま奈良の訓練所にお連れします。ここからやと休憩も入れて3時間くらいです。途中は山の中を通ります」
松原が言った。米子達はショルダーバックを持ってハイエースに乗り込んだ。
松原英明、45歳。松原は大阪府警から内閣情報統括室に転籍した元警察官だ。転籍前は大阪府警で警備部第一警備課で課長を務めていた。ノンキャリアだが階級は警視である。ノンキャリで警視はかなりの出世といえる。実際に優秀な警察官で若い頃から企画力と行動力があり、課長になってからは数々の要人警護や対テロの大型警備の指揮を執ってきた。現場への目配せと気遣いが得意だったため部下からの信頼も厚かった。内閣情報統括室は西日本に配下の暗殺チームを作る為に松原に目を着け、強引に引き抜いたのだ。
ハイエースは阪奈道を走って奈良県に入った。
「奈良県は初めてだよ」
ミントが言った。
「私も初めてだよ」
米子が言った。
「右に同じっす」
瑠美緯が言った。
「奈良県って何か美味しい物あるんですか?」
樹里亜が訊いた。
「そやなあ、柿の葉寿司と三輪素麺と奈良漬けくらいやな。山ばっかりやから名物が少ないんや」
松原が答えた。
「柿の葉寿司? 海が無いのにお寿司が名物なんですか?」
樹里亜が訊いた。
「塩や酢で味付けした鯖や鮭の切り身を酢飯に載せて柿の葉で包んだもんや。元々は保存食で御馳走ってほどのもんでもないけど、名物やから食べてみるといいわ」
ハイエースは奈良県五條市で国道24号線から国道168号線に入って山の中を進んだ。
「凄い所だね、国道だからこんな山の中を走るなんて思ってなかったよ」
ミントが言った。
「さっきからずっと川に沿って走ってますね。何度も川を渡ってますけど、川が蛇行してるですか?」
樹里亜が訊いた。
「『十津川』です。十津川は山の間を流れてるんで蛇行してるんです。ある意味名物ですわ」
松原が答えた。
「すぐ横が崖ですよ、落ちたらヤバイっす」
瑠美緯が声を上げる。
「奈良県ってこんなに山深い場所があったんですね。鹿と大仏のイメージしかありませんでした」
樹里亜が言った。
「ははは、そらあんまりやわ。奈良県は昔から林業や繊維産業や製薬業が盛んや。機械や電気製品製造も盛んなんや。そやけど和歌山県と三重県に囲まれた山の中ですわ」
松原が言った。
「西のJKアサシンは強いんですか?」
米子が訊いた。
「みんな厳しい訓練をやってますわ。まあ関西支部が出来てまだ3年やし、暗殺任務ばっかりやから実際の戦闘経験はありません。そやけど戦闘訓練はようやってます。特にこれからは赤い狐との戦闘任務が増える事が予想されるからみんな必死ですわ。だから皆さんが来るの楽しみにしてます。皆さんの実戦における作戦記録や戦闘詳報を冊子にして配ったんですけど、みんな興味津々ですわ。私も読みましたけど凄い実戦経歴ですな。戦闘経過もの凄いけど、どの戦闘も作戦が見事や。さすが木崎さん、元自衛隊の幹部レンジャーだけの事はありますな」
松原が言った。
「いや、私はほとんど作戦を立てていません。作戦は沢村が立てているんです」
木崎が言った。
「そうだよ。全部米子が作戦立てて戦闘指揮も執ってるんだよ」
ミントが言った。
「沢村さんの噂は聞いてます。鬼神のように強いという噂ですわ」
「米子は個人としての戦闘力も高いけど、作戦立案能力が凄いんだよ。IQ200だからね」
ミントが嬉しそうに言った。
「IQ200? そんな人間が組織に存在するとは驚きですわ。演習が楽しみや」
松原が言った。
「IQは160です。200は調子がいい時です」
米子が言った。
「ウチのメンバーは赤い狐との戦いに備えて戦闘力を高める事が急務になってます。どうかウチのメンバーを鍛えてやって下さい。最近少し自惚れてる感じなんでガツンとやってもらってもかまいません。遠慮せんで鼻を折ってやってください」
松原が言った。
奈良の訓練所は奈良県吉野郡十津川村の高滝に存在した。高滝神社から南側へ3Kmほど南側に入った山林を切り開いた場所で1.5平方Kmの広さがあり、周囲は高さ3mのファンスで囲まれている。訓練所の敷地内には演習場が2つ、野外射撃場、教育棟、宿泊棟、室内訓練場、格闘訓練場、室内射撃場が存在している。宿泊棟には4畳半の部屋が30室あり、共同食堂と共同浴場が併設している。表向きは『十津川女子更生保護施設:光の館』という青少年の更生施設という事になっており、地元の人間でも近づく者はいなかった。現在は内閣情報統括室からスカウトされた8名の女子中学生が訓練を受けている。
米子達は施設に到着すると各自に割り振られた部屋に荷物を置くと紺色の戦闘服に着替えて教育棟のミーティング室に集合した。ミーティングルームは学校の教室のような造りで1人掛けの机が横4列、縦4列に並んでいた。
ミーティング室に入るとオリーブドラブ色の戦闘服を着た少女4人が前の方の机に座っていた。米子達も空いてる後ろの席に座った。
「ほなウチら方から挨拶や。明日香から立って自己紹介するんや」
松原が言った。ニヤニヤ企画のメンバーが立ち上がって後ろを向いた。
「松井明日香、18歳、高校3年生です。格闘と拳銃の射撃が得意です。自慢やないですけど関西空手大会女子の部で優勝し事があります。キルスコアは5人です。こっちのメンバーはみんなこの訓練所の出身です。演習楽しみです。赤き狐との戦闘に勝てるようにみなさんの戦闘を参考にさせてもらいます。よろしくお願いします」
明日香が頭を下げた。身長は170cmでガッチリした体格だった。髪の毛はスポーツ刈りを少し伸ばした感じで女性としてはかなり短く、髪の色は茶色だった。目が鋭く、勝気な顔をしていた。
「井上乃愛、18歳、高校3年生です。近接戦闘が得意です。ナイフ術には自信があります。キルスコアは4人です」
井上乃愛は身長が160cmで細身の体だった。黒髪のショートボブヘアでつぶらな瞳が特徴だった。
「横井真帆、17歳、高校2年生です。ライフルの射撃と格闘が得意です。キルスコアは3人です。よろしくお願いします」
横井真帆は信仰158cmで均整の取れた締まった体形でやや茶色い髪のロングヘアだった。
「森口玖美、17歳、高校2年生です。山岳戦が得意です。あと、格闘とナイフ術にも自信があります。キルスコアは3人です。よろしくお願いします」
身長は155cmと4人の中では一番身長が低いが動きが機敏そうな体型だった。
「以上がニヤニヤ企画の工作員ですわ。普段はみんな大阪の難波の事務所にいます。あと2人メンバーがいるんやけど、今回は任務と重なって参加できませんのや。それではニコニコ企画さんお願いします」
松原が言うとニヤニヤ企画のメンバーが座ってニコニコ企画のメンバーが立ち上がった。ニヤニヤ企画のメンバーが椅子をずらして上半身を捻り、興味深そうに後ろを向いた。
「ニコニコ企画の責任者の木崎です。私たちは普段東京の新宿の事務所にいます。暗殺だけではなく、最近は戦闘任務も多いので、戦闘訓練を重視しています。じゃあこっちも自己紹介しよう、米子からだ」
木崎が言った。
「沢村米子、18歳、高校3年生です。格闘と拳銃の射撃が得意です。バイク戦闘も自信があります。北海道の訓練所を卒業しました。キルスコアは126人です」
「えーーーー? 126!?」
「嘘やろ!!!」
「ホンマか!?」
「エグ過ぎやろ!」
「ありえへん、ウチらの何倍や?」
ニヤニヤ企画のメンバーと松原がほぼ同時に驚きの声を上げる。
「あっ、いや、ニコニコ企画は暗殺以外にも戦闘任務が多いんで自然とキルスコアも多くなるんです。だから気にしないで欲しい。ミントと樹里亜と瑠美緯はキルスコアを言わなくいいぞ」
木崎がフォローするように言った。
「高梨ミント、18歳、高校3年生です。ミントはカタカナのミントです。サブマシンガンを使った近接戦闘が得意です。群馬の訓練場を卒業しています。よろしくお願いします」
「浅井樹里亜、17歳、高校2年生です。遠距離射撃が得意です。最近はスナイパーに徹しています。私も群馬の訓練所卒業です。あと。美味しい物が大好きです。よろしくお願いします」
「水谷瑠美緯、16歳、高校1年生です。潜入工作と拳銃の射撃が得意です。現在バイク戦闘を訓練中です。私も群馬の訓練所を卒業しています。よろしくお願いします」
「ニコニコ企画のみなさん、ありがとうございました。このあと13時30分から演習場で模擬戦闘を行いますので簡単にルールを説明しておきます。質問は最後にしてください」
松原が言った。ミントと樹里亜と瑠美緯はポケットからメモ帳を取り出した。
「まず第2演習場を使った攻防戦2回と第1演習場を使った自由戦闘2回行ってもらいます。攻防戦は防衛側と攻撃側の別れて行います。チームはニコニコ企画とニヤニヤ企画の2チームで各チームの人数は4人です。それぞれ1回ずつ攻撃側と防御側になってもらいます。防御側は拠点の奥の小屋にあるスイッチを押されたら負けで攻撃側は全滅したら負けです。使用武器は拳銃、アサルトライフル、サブマシンガン、スナイパーライフルとし、軽機関銃や汎用機関銃の使用は禁止します。各銃にレーザー照射ユニットを取り付けてもらいます。また、弾丸は実弾と同じ反動のペイント弾を使ってもらいます。被弾の判定はレーザー感応ジャケットの当たり判定により行います。ヘルメットに装着のランプが点滅したら重症、点灯は死亡となります。また、ペイント弾も被弾箇所を示すものです。レーザーで被弾判定にならなくてもペイント弾を受けた時は自己申告で被弾を宣言して下さい。手足以外は死亡判定となります。何か質問ありますか?」
松原が言った。
「はい!」
米子が手を挙げた。
「沢村さんどうぞ」
「近接戦闘でナイフの使用は許容されますか?」
米子が言った。
「今回は射撃によるダメージのみ有効です。ナイフや格闘による攻撃は無効です」
松原が言った。
「弾の使用制限はありますか?」
ミントが訊いた。
「ペイント弾の支給弾数は決まってます。1つ戦闘で各銃の弾倉3つまでです。レーザーユニットは弾倉が空だと照射されません。弾切れは死亡判定になります。弾切れになったら自己申告してください」
松原が答えた。
松井明日香が手を挙げた。
「なんや明日香」
松原が言った。
「先ほど沢村さんと水谷さんがバイク戦闘って言わはりましたけど、よかったら模擬戦闘で見本を見せてもらえませんか? 興味があります。運転練習用のKLX250とKLX230があります。KLX250は少し古いけど、KLX230は去年購入したばかりです」
松井明日香が言った。
「KLX250を借ります。機会があれば使いたいと思います」
米子が言った。
「あの、ニコニ企画チームとかニヤニヤ企画チームとか呼びにくいんで模擬戦闘の時はチームのニックネーム決めた方がいいんと違いますか?」
井上乃愛が言った。
「そうか。ほなチーム名を決めてくれ。3分で決めるんや」
松原が言った。
各チームが集まってチーム名を決める打合せが始まった。ニコニコ企画は米子も周りにメンバーが集まった。
「みんなのコードネームが惑星だからプラネットにしようよ。闇バイトの実行犯を暗殺してた時はマスコミにプラネット戦士とかセーラー戦士とか呼ばれてたじゃん。セーラーでもいいけどさ」
ミントが言った。
「セーラーだと水夫とか船乗りだからプラネットがいいっす」
瑠美緯が言った。
「プラネットでいいんじゃないですか。賛成です」
樹里亜が言った。
「米子はどう思う?」
ミントが訊いた。
「そもそも惑星のコードネームは私が考えたからプラネットにしてもらえると嬉しいよ」
米子が言った。
「チーム名とコードネームは俺も考えた! 惑星シリーズのコードネームもそろそろマンネリだろ? チーム名は『江戸っ子』、コードネームは『老中』、『旗本』、『奉行』、『同心』だ。俺のコードネームは『将軍』だ。東京っぽくていいだろ? 関東と関西の対決に相応しいだろ!? 武家と商人の戦いだよ。文化的でいいだろ!? 車の中でずっと考えてたんだ!」
木崎が嬉しそうに言った。
「時代錯誤も甚だしいよ。江戸っ子は町人で武士とは違うから無理矢理感があるし、『同心』なんて今の若い子は知らないよ。それに木崎さんは参加しないのに『将軍』ってズルいよ」
ミントが言った。
「ダサすぎです。旗本ってなんすか?」
瑠美緯が言った。
「お年寄り向けですね。戦闘は時代劇や大衆演劇じゃないんですよ」
樹里亜が言った。
「うーん、いいと思うんだけどな。エモいってやつだよ」
木崎が言った。
「木崎さん、エモいの意味わかってないよ。江戸時代なんて懐かしいって範囲を超えてるよ」
ミントが言った。
「うちらのチーム名は『タイガー』にしてください。支店が大阪やから阪神タイガースから取りました」
松井明日香が言った。
「私達は『プラネット』でお願いします」
ミントが言った。
「ニヤニヤ企画がタイガーチームでニコニコ企画がプラネットチームやな。いいんちゃうか。それでいこか」
松原が言った。
米子達は事前に政府系の運送会社を使って武器や装備を奈良の訓練所に送っていた。
米子と瑠美緯はHK416Cをメインウェポンにした。ミントは近接戦闘用を意識してFN―P90をメインウェポンとして装備した。樹里亜はHOUWA M1500スナイパーライフルを装備した。サブウェポンは全員SIG-P226に統一していた。ニコニコ企画に追加された予算の20億円が有り余っているのでSIG-P226とSIG-P229とSIG-P365を4丁ずつ購入したのだ。サブウェポンはホルターに入れて腰に装着した。紺色の戦闘服にプロテクターとレーザー受光装置を着け、ヘルメットを被って完全武装した米子達は教育棟を出て第2演習場に向かった。教育棟の屋上には茶色の戦闘服を着た中学生の練習生8名と迷彩服を着た訓練所の教官3人が演習を見学するため大きな双眼鏡を持って集まっていた。
1回戦目は防衛側だったが樹里亜の狙撃が威力を発揮し、接近するタイガーチームのメンバーを序盤に2人倒した。残ったタイガーチームの2人は中央を2人揃って突撃したが左右に潜んでいたミントと瑠美緯によって倒された。タイガーチームは敵が陣地の中に立て籠もっていると考えていたが、ミントと瑠美緯がそれぞれ防衛陣地の40m左手前と30m右手前に携帯スコップで溝を堀って体を横たえていた。陣地の中で待機いていた米子からのインカムの指示で接近してきたタイガーチームの2人に溝から飛び出して一斉射撃を浴びせて2人を倒したのだ。米子は陣地の奥にある小屋の屋根の上に腹這いになって双眼鏡で状況を監視して指示を出していた。
2回戦目はプラネットチームが攻撃側だった。タイガーチームは陣地に籠って敵を撃退する作戦を取った。ミントと瑠美緯は左右に別れてジリジリとタイガーチームの陣地に接近し、その後方50mを樹里亜が追随した。逆3角形隊形だ。米子はミントと瑠美緯に20m突進するように指示を出した。ミントと瑠美緯の突進に対して陣地の最前面で待ち構えていたタイガーチームの3人が射撃を開始した。それと同時に米子がKLX250で敵陣地に向かって一直線に走り出した。タイガーチームの3人はバイクのエンジン音を聞いて驚き、状況を確かめようと射撃中に立ち上がった所を樹里亜の狙撃とミントの近接射撃で倒された。防衛陣地の中央にいた松井明日香はメンバー3人の死亡判定報告を聞いて焦った。
瑠美緯がHK416Cを地面に置いて正面左側の高く積まれた土嚢をよじ登って乗り越え、陣地内部に入ると内側から正面のゲートを開けた。ミントは右側の低めの土嚢によじ登って土嚢を足で挟むようにして土嚢の上に伏せて援護体制を取った。米子のKLX250が開いた正面ゲートから陣地の中に走り込んだ。米子は走行するKLX250のステップに足を載せて真っ直ぐに立ち上がり、ハンドルから両手を離してHK416Cを構えていた。
『ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ』
バイクを見て驚いた松井明日香が米子のバイクに向けてフルオートで発砲したが当たらなかった。
『バババ』 『バババ』 『ババババ』
土嚢の上で伏せていたミントが松井明日香にFN-P90を点射する。松井明日香は慌ててその場に伏せると転がって遮蔽物のドラム缶の後ろに隠れた。
『ダン』 『ダン』 『ダン』
『カン』 『バシッ』 『カツッ』
米子がバイクに乗りながらセミオートで発砲したペイント弾がドラム缶に当たる。米子はシートに座ってハンドルを握ると陣地の奥に走り込んでKLX250をターンさせるように左に回しながら停車させた。米子はバイクから素早く離れて小屋に走り込んだ。松井明日香はその様子を見ながら何も出来なかった。プラネットチームの見事な連携に呆気にとられたのだ。
「手を挙げて下さい!」
いつの間にか後ろに回り込んでいた瑠美緯が至近距離から伏せている松井明日香にSIG-P226の銃口を向けた。松井明日香は素直に両手を挙げた。
『ビビーーーーーーーーーーーーーーーーーーー』
陣地内にブザーの音が響いた。米子が小屋の中をスイッチを押したのだ。
自由戦闘の2回戦もプラネットチームの圧勝だった。ただガムシャラに突撃するタイガーチームをプラネットチームは米子の指示に従って散開していとも簡単に撃ち倒した。
また、タイガーチームは焦りからM4A1をフルオートで撃ち、殆どのメンバーが弾切れになった。勝利が確定した後、米子はデモンストレーションを行うようにバイクで演習場を走り回ってバイク戦闘を披露した。低く積み上げた土嚢をジャンプで飛び越え、体をバイクに密着させて蛇行運転をした後、ハンドルから両手を離し、立ち上がってHK46Cをフルオートで射撃をした。タイガーチームのメンバーは唖然としてそれを眺めたいた。




