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完結●千年片想い~ピュアな魔王の純愛記~  作者: 一番星キラリ@受賞作発売中:商業ノベル&漫画化進行中
【Episode2】天界大騒乱

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まったくの想定外

「もしかしてガブリエルか? 私とウリエルが地上へ堕とされたから、荒れているだろう……。でもガブリエルは決して悪い奴では……」


「ラファエル、ソフィアがメッセージで送った通りだ。俺とソフィア、そしてアクラシエルは今、『神の家』にいる。悪魔狩りのパーティをこの三人で組んだ。だが、俺は悪魔を狩るつもりはない。


お前にアクラシエルを会わせるために組んだパーティだ。天界でアクラシエルは、俺とソフィアにとても親切にしてくれた。だからこれはお前のためではない。アクラシエルのためにしていることだ。それでアクラシエルと会う時間をとれるのか?」


「……マティアス、ありがとう。今、ウリエルとチャリティーゴルフに参加している。早朝から動いているから、今日はこれが終わったらオフにしてもらっている。15時過ぎには家に帰れるよ」


「おい、ラファエル、今、なんて言った⁉」


「え?」


「ウリエルと行動を共にしているのか⁉」


「あ、ああ。そうだ。ウリエルはしゅによって人間として堕とされ、私と共に行動するよう命じられた。ウリエルはMisfitミスフィトという名で活動している」


ソフィアがこの驚きの情報に固まっている。

それは俺も同じだ。

まさかエウリールがラファエルと行動を共にしているなんて、まったくの想定外。


「ウリエルがしゅの命令に従っているのか……?」


あのエウリールがしゅの命令におとなしく従うなんて、にわかに信じ難い。


「今回ばかりは私もウリエルもしゅに縛られているから」


縛り……?


「どういうことだ?」


「マティアスは天使の輪のこと、知っているかい?」


「天界図書館の本で知識としては頭にいれたが……見たことはない」


「ふふ。天界図書館の『役割』を担っているのか。そう、天使の輪は通常、視認できない。あまりにも力が強いものだからね」


「で?」


しゅは天使の輪を自由に操ることができるんだよ。天使に力を与える時もあれば、あの輪で天使を縛ることもできる。あの輪はね、マティアス、しゅが認めた天使にしか与えられないんだ。だが大天使は全員、天使の輪を与えられている」


状況が見えてきた。


「その天使の輪で今、お前とウリエルはしゅに縛られているということか?」


「正解だよ、マティアス。ここ地上において、私の天使の輪は、金色のリングという形になっている。ウリエルは腕輪だ。……ウリエルはいつも勝手にはずしていたが、さすがに今回はしゅがそれを許さなかった。だから私もウリエルも、しゅによって直接監視下に置かれている状態なんだよ」


とんでもない情報を知ってしまった。


しゅから直接監視されているって……。ではアクラシエルには会うのは無理なのか?」


俺の言葉にアクラシエルの体がビクッと震えた。

昨日に続き来訪いただけた方、ありがとうございます!

この投稿を新たに見つけていただけた方も、ありがとうございます!


次回更新タイトルは「とんでもない事態が日本で起きていた」です。


明日もまた読みに来ていただけると大変嬉しく思います。

それでは明日も学校、お仕事、頑張りましょう‼

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