78/81
ステージ3:制作秘話
「え?」
エリはオバケからの思いも寄らない突然の提案に驚いた。
「ここからは私たちが作りますからエリさんは大丈夫です……というよりむしろここからはあまり関わらないでほしいんです」
「どうして?」まさかそんなことを言われるとは思ってもみなかったので妙な不安に襲われながらエリは尋ねた。
「それはおふたりに最高に楽しんでもらうためですよ」
「え?」
「全部エリさんが用意するのもいいんですがせっかくリラさんと遊べるまたとない機会なんですから、初見プレイもしたほうが絶対に楽しいです」
「……初見プレイ?」
我ながら自分はなんて気の利く幽霊だと内心誇っていたオバケだが、意外なところで話がつまづき肩を落とす。
「つまり初めて遊ぶってことです。何も知らずに一緒に遊べるものが半分ぐらいはあったほうがより面白いんじゃないかって思って提案したんですが」
「そういうこと……でも、いいの? わたしがやらなきゃいけないのに」
「ええ、全然大丈夫です。驚かすのがわたしたちの本分ですから、こういったものを作りたくてしかたないんですよ。正直なところ」
「なら、よろしく」エリは呆れて笑った。




