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僕は過去に戻ってある男を殺しに行きます!

作者: 七瀬




この日、僕は用事を済ませるために普段乗らない電車に乗って用事を済ませ

帰りは、ふらっと気になった駅に降りて、散歩がてらにゆっくり歩きながら

家に帰る事にした、、、!



あまり見慣れない風景で僕は少しウキウキしていた、、、!


そうすると、、、?

古びたリサイクルショップが僕の目に留まった、、、!


なんだか? この時の僕は、無性にこのリサイクルショップに入りたくなり

僕は立ち寄る事にした、、、。


お店の中は、こじんまりした少し埃っぽいお店の雰囲気で、、、。

でも、そこに置いてある商品は普段見慣れないモノばかりで僕は少し

興奮していた、、、!


そして僕は、ある商品のところで足を止めた、、、!!!


そこには、【タイムマシンの装置】と書かれた商品が置かれている、、、!

僕は思わず、お店の店主に直接、聞きに言った、、、!!!


『すみません! この商品は本当にタイムマシンなんですか?』

『あぁ~そうだよ! ただね! それは中古品で壊れているから値段も少し

安いんだよ~』

『・・・そっか、残念だな...! じゃ、使えないんですね!』

『いやいや? 未来には行けないだけだよ! 過去には行けるから!

ほら? この赤いボタンがダメになっちゃってね! 過去に行ける

青いボタンの方は正常だよ!』

『・・・本当に過去に行けるんですか、、、?』

『あぁ~ここだけの話だよ! マジで、過去に行けるんだよ! ここの

年号のとこから何年何月何日と数字を入れて青いボタンを押すだけだよ! 

簡単だろう~!』

『・・・はぁ、』

『じゃ~少し安くするから買わないかい? 騙されたと思って買ってみたら

買ってよかったって思える商品だよ~』

『・・・ははい、じゃ、』

『3000円だったけど、、、? 半額の1500円でいいよ~!』

『・・・じゃ、買います!』

『ありがとうねぇ~いい買い物したんじゃないかい? アハハ~』

『・・・・・・』



僕は、まるで狐につままれたようだった、、、!

なんだかわからないうちに、買わされてしまったみたいで、、、。


僕は家にその商品を持ち帰り、早速その日の晩に使う事にした、、、!


過去にしか行けないのなら、、、?

僕はどうしても戻りたい過去がある、、、!




それが、3年前、、、。

僕には結婚を決めた女性がいた、、、!


彼女の名前は 『佐野 一花』 当時25歳、僕より5つ下の女の子で

いつも明るく、一緒に居る僕まで元気になるような女の子だった、、、!



・・・でも当時、彼女には夜も眠れないぐらい悩んでいた事があった、、、!

それが、彼女にしつこく付きまとうストーカーだったんだ、、、!!!


職場での常連のお客さんらしく、その男が彼女に付きまとっては、、、?



『連絡先を教えて欲しいんだけど、、、?』

『いつになったら? 俺とデートしてくれるの?』

『今日、何時に仕事終わるの? 仕事が終わったら一緒に晩ご飯でも食べに

行かない?』


それが毎日あったらしい、、、!


僕も直接、彼女からその男の話を聞いていたのだけど、、、?

彼女が僕との事を、この男に話していると聞いて、それ程気にしていなかった!


彼氏がいる、彼女に手を出す男もいないだろうと思い込んでいたからだ、、、!

もうじき結婚する訳だし、彼女が嫌なら今の仕事も辞めてもいいと思っていた!

その男も直ぐに彼女の事を諦めるだろと、、、。





・・・でも、事態はもっと深刻だった、、、!

この男、彼女の仕事が終わるまで待って、後ろから彼女をつけ狙い、、、。

強引に彼女をこの男の車に乗せ、狭くて人通りの少ないところまで連れて

行くと、、、?


持っていたナイフで、一花を何回も何回も刺したらしい、、、!

彼女は、帰らぬ人になってしまった、、、!



通りすがりの誰かが彼女の悲鳴と男の声を聞いたらしく、、、。


『一花が、俺のモノにならないから悪いんだ! なんで、俺を選ばない?

でもこれで! 一花は俺だけのモノになったんだー! アハハ~』


・・・と言っていたらしい!




もうこの事は、、、僕の中で忘れようとしていた、、、!

結局、犯人も特定できずこの男は罪に問われなかったからだ、、、!



・・・僕にとっては、もう、、、。



でもこのタイムマシンで、過去に行けるなら、、、?

『僕は、この男を殺したい!!!』




そして僕は、行きたいところに数字を入れて青いボタンを押し

過去に行く事にした、、、!





着いた場所は、、、?

一花が殺される1時間前だった、、、!



僕は一花を遠くからバレないように見つめていた、、、!

3年ぶりに見る、一花は凄く綺麗で懐かしく新鮮だった!



刻一刻とその時間に近づいている、、、!?

そして、、、あの男が現れた、、、!?



僕は、あの男を見張る事に切り替えたんだ、、、!


そうすると、、、?

仕事帰りの一花の後ろを隠れてつけているこの男に僕は、、、?



・・・突然! 話しかけた!


『なんで! アンタ、一花に付きまとうんだよ!』

『・・・お前は、誰なんだ!!!』

『僕は一花のフィアンセだよ! もう直ぐ彼女と結婚する予定だったのに...!

お前が、僕と一花の邪魔をするから! だから、、、!!!』

『・・・・・・』

『僕はどうしてもアンタが許せないんだよ!』

『・・・はぁ!?』

『ちょっと着いて来い!』

『・・・あぁ、』


僕は人気がないところまでこの男を連れて行き、僕は未来から持って来た

ナイフでこの男を刺して殺した、、、!


何度も何度も、、、。



次の日、、、。

この事件は、、、?


【通り魔事件】と言う事で、犯人が分からず、事件は迷宮入りする事なる...!




僕は無事に、彼女一花と結婚する事が出来たが、、、!?

ずっと、僕の中にこの事件の事がしこりとして残る事となった、、、!!!



あの時、僕はあの古びたリサイクルショップを見つけた事。

そして、僕はタイムマシンを買った事。

それを使って僕は、過去のあの時に戻った事。



そしてその原因は、、、?


彼女があの男に殺された事なのか、、、?

僕が過去に戻って、この男を殺した事なのか、、、?



どっちにしても、僕は本当の意味での幸せを掴むことは出来なかった、、、!


『もう僕は、過去にはどんな事があっても、戻らないと心に決めた!』





最後までお読みいただきありがとうございます。

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