家族はどうも慣れすぎてる。
いやー
オッドアイってかっこいいですよね!なりたい!
でも自分は目が細いのでカラコンが入りません。
※お知らせダヨー
・何と書籍化!なんてことはなくて、この小説は基本的には毎日夜7時に更新します。帰ったらこの小説を要チェックだ!
「え?誰?この子!おかあさーーんなんかかわいい女の子が奏の部屋から出てきたー!」
「あ、ちょい、まっ待って!」
1階へと降りる姉を追いかけようとしてこける俺。痛い!!!
…さて、何やらまた面倒事が起きそうだな。
心の準備をしておこう。
◇◆◇◆◇◆◇◆
「…で、この銀髪オッドアイメイドちゃんが奏ってこと?」
いつ俺がメイドになった!?しかも薄オッドアイってなんだよ!?厨二病ですか!?
「そそ!そうなの!なんか奏の部屋の前通りかかったらいきなり出てきてね!も~すんごっくかわいいんだから!」
姉よ、鼻息が荒いぞ。正直言って怖いぞ。
「うーん、こんな朝早くから何~?」といって階段を下りる妹。と父
「誰だ、そいつは。」
「その子、誰?」
同時に喋らないでもらえますかねぇ。と心の中でツッコミを入れつつ兄のほうをちらっと見る。
「朝起きたら奏の部屋からこの子が出てきたらしい。で、たぶんこれが奏。そこにいる3人の天使たちに女にされたらしい。」
ナイス兄貴、頼れるぜ!
「え?うそ!ホント!?かわいい!!」
「…冗談だろ?」
うん。妹よ、君までおかしくなってしまったか…多分世の中の平均的な反応は父さんみたいな感じなんだろうな。
「ホントですよ、あなた。すっごく可愛いんだから!」
「ま、まあ可愛いけどな…」
頬を赤らめるな!父さあああああん!!!
「あ、そうだ!着せ替え大会しようよ!奏の!」
「え、ちょっと!嫌だし!」
てか、みんな馴染みすぎな気がするんですが。
「あのー…」
シュウが手を上げる。
「何?天使君」
「シュウです。あの、奏さんはまだ自分の容姿も見ていない状態なので、先にそっちの確認をした方がいいと思います。」
「お!じゃあ私たちもついて行っちゃおうかな?」
「えっ、ちょっ…」
「じゃあ私も!お兄ちゃ…お姉ちゃんかわいいもん!」
「おい!!」
「これは母として見る義務があるわね。」
「義務なんてねえから!」
「じ、じゃあ俺も…」
「お兄ちゃんは「あなたは「あんたはダメ!!!」」」
あ、兄貴がしょぼんってなってる。どんまい兄貴。
「じゃあ俺も兄貴と一緒にここで…」
「あなたがいかなくてどうするのよ!」と姉。
「ですよねー…」
そうして天使と女性陣たちにつれられるまま洗面所へと向かう俺。これからどうなるんですかね…
今回出てきたキャラクター
・立花 薫 女 奏の母親。なんだかんだ言って順応性が高い。たぶんヲタク気味なのだろうが、言動がところどころ怪しい。
・立花 麗 女 奏の姉。奏が女の子になったことによって新しい扉を開きかけている。これからどうなることやら…
・立花 雫 女 奏の妹。奏が男だったころは少し距離を置いていたが、女の子になったことをきっかけに急に懐きはじめる。子犬みたい。
・立花 静稀 男 奏の兄。基本的にはさわやか系イケメンだが、ところどころダメな部分もある。
・立花 正志 男 奏の父親。結構働くサラリーマンで、家に帰ってくるのはかなり遅い時間帯になることもしばしば。背中で語る系お父さんを目指し中。