始まりの日、カルテットはいつも以上に騒がしい。
お久しぶりです。
毎回こんな時間帯に投稿して大丈夫なんでしょうか…
何はともあれ、もうすぐ高校です!
「奏、早く起きろ」
身体を激しく揺らされ、俺は起こされた。
そこには下着姿のライ。
「今日は、高等学校の入学式なのだぞ」
そういうと俺から布団を引きはがして無理やり起こす。
「おはよ…」
「奏。もう6時だぞ。今のうちに起きなければ間に合わないのだぞ」
「なんでさ…家出るの7時だろ…?あと30分ぐらい大丈夫だろ」
「まったく…今のお主は女の子なのじゃ!女の子は準備に時間がかかると相場が決まっておる!」
「そうだった…」
女の子の体になってから、やることがずいぶん増えた。朝起きたらまず顔を洗い、髪の毛を梳かしてポニーテールに結ぶ。そして俺の女子力なるものをアップさせるために春休みの間家族の朝ごはんを作っていたのだが、その延長で学校が始まってからも作ることになってしまった。その後荷物を整えて学校に行く。そんなことをすると起きてから家を出るまでに1時間以上はかかるものだ。
今日は寝坊したのだけれど。
「奏ー!遅いわよー」
「初日ぐらい休憩させてくれよ母さん…」
「そんなこと言ってると、さぼり癖が付いちゃうわよ!ほら、今日は玉子焼だけは作ってあげたから他は自分で作りなさい?」
言っておくが、うちの母さんは半分外国人である。半分はノルウェー人なのである。なのにこの『やかましい日本のオカン』感はなんなのだろうか…
「奏、今私のこと『やかましいオカン』とか思わなかった?」
「い、いやそんなことおもってないよ?」
なんでバレた…
はっ、もしやユキか!?
そう思ってユキのほうを見るも、「何の話?」といった表情をしている。ユキでもないとすると……これが女の勘というやつか…恐るべし…
そうこうしているうちに朝ごはんを済ませる。まあ兄貴と姉貴はもうちょっと遅く家を出るから今日は高校に進学する俺、ユキ、雪、ライの4人で食べているのだが。
「「「「行ってきまーす!」」」」
「ちょっ、ユキ、俺にくっつくなぁっ!」
「奏さん、『俺』じゃなくて、『私』ですよ?」
「じゃあユキさん私に絡みつかないでください!助けて雪!」
「ん?おうよ。」
そういうと雪は、ユキの首根っこをつかんで持ち上げると俺とは反対側の手に持ち替えて抱えながら歩く。
「雪さん!おろしてください!」
「それはそうと、ライは俺の頭ン上に乗ってて大丈夫なのかィ?」
「無視しないでくださいっっ!」
今日から、騒がしい高校生活が始まりそうです。
お読みいただきありがとうございます。
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