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霜田 雪の過去 前編

いやーなぜか投稿できてなかったのでこんな中途半端な時間に出させていただきます

さーせん。

R15タグ付けるの忘れてた!!!

どうするの!?

わかんないので教えて!ドラえもん!

俺は、薄れゆく意識の中で、ただ1つのことだけを願っていた。

"アイツのところだけには行きたくない。"


――7年前――

「ふーん、ゆーくんって、ああいう子が好きなんだー」


「違うよ!全然好きじゃないし!嫌いだし!」


「えっ…ゆーくん、私のこと…っ…ふ、ふえええん!!」


「ごめん!さっきのうそだ…からっ…ぐすっ…うわあああん!」


その時だった、ただの泣き虫小学生として暮らしていた俺の日常が崩れ去ったのは。


『ガッ!ドゥン!!キッキィィィィッ!!!ドゥワァアン!!』


泣いていた俺の目に飛び込んできたのは、塀にぶつかり、火を上げる車と、その車の下敷きになったり車にはねられて血を流して倒れる友達だった。


「おい!山口!大丈夫か!江原!おい!目ぇ覚ませよ!!おい!!」


そう叫びながら俺はけがを負った友達を引きずり出す。

全員を車の近くから離した時、警察と救急車が来た。

俺以外の6人は皆、救急車で病院に運ばれる。

俺は3人目を引きずり出した時ぐらいから両肩に激しい痛みを感じていたが、このときは俺なんかが病院に行くべきではないと思い、行こうとしなかった。


「君は?けがはなかった?あっ、両肩が脱臼してるね。一応病院に行こうか」

警察官がそう言った。


「だいじょうぶだ!こんなの、はめれば治んだろ!」

俺は病院には行きたくなかったので、その場で両肩の脱臼を無理やり嵌めて治した。そして、そのまま学校へ行った。


◇◆◇◆◇◆◇◆

結局、その事故で俺の友達6人は全員死亡した。

車を無免許で運転していた男も死亡し、助手席に乗っていた男は懲役7年となった。


その後、俺は1週間で6人全員の葬儀に参加した。行かなければならない、行く義務がある。そのような感覚があった。

その結果、額縁と棺桶の中にいる友達を見る度に俺の精神は蝕まれ、最後の葬儀――俺が好きだった女の子、江原 一稀(えはら かずき)の葬儀の途中で俺は倒れた。


次に目が覚めたのは、苦しくも天国ではなく病院の中だった。

隣で、両親が医者から説明を受けている。

結局俺は、襲いかかる眠気に勝てずにもう一度眠りについた。


◇◆◇◆◇◆◇◆

その後、退院して家に戻った俺は、2週間ぶりに学校に行った。


やっと普通の生活に戻れる!そう思っていた。


しかし、待ち受けていた現実はそう甘いものではなかった。


"人ごろし""さつ人はん"


俺の机には赤い絵の具でそう書かれ、俺の周囲1メートルぐらいの机は俺を避けるかのようにどけられ、その代わりに俺の机には虫や蛙の死骸などが入っていた。


「お前があいつらを殺したんだろ!」

「人殺し!」

「人殺し!そら人殺し!」


俺は我慢の限界に達した。普段ならばここまでキレることもないのだが、このときはなぜかキレてしまった。

俺は騒ぎの中心人物であろう奴を殴った。

普段は喧嘩はめっぽう弱い俺なのだが、その時は殴った相手が1メートル半ほど空を飛ぶという異常なまでの力を見せた。

その代償に、右肩と右肘の骨が外れた。


その後は、囃し立てられることもなく、普段通りの1日が過ぎていった。

ただ一つ、誰もが俺のことを恐怖の目で見ていること以外は。

自己紹介はきっと時系列が元に戻ったらしてくれるはずです

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