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measure 3
「水路の国の薬屋と乾砂の国の歌唄い。唯一無二の友にして〜♬」
「止めろジョゼ!!」
「え〜? これからが良いとこだよ?」
「良いから止めろ」
「むむーっ」
店主に水を差されて、敢え無く終了。
「せーっかく歌日和なのにー」
「他所でやれ」
「リオネル冷たい。いくら血が通ってないからってさー」
「分別があるだけだ。機械人なのとは関係無い」
「貴方達、相変わらず漫才してる様よ?」
後ろから掛かった声に、振り返る。
「エイミー!」
「たまに顔を見せたかと思えば……嫌味か?」
チョコレート色の髪を、腰まで垂らした美人。エイミーは慎ましやかに笑った。




