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不良品なのかな?

本当に恥ずかしいお話です。

以前に書いているのに、忘れておりました。

この不祥事に気が付いたのは、家の片付けに飽きて忘れていた軸(シェーバー用、スタバ用のゴム有りとゴム無し)の補修をしようとしていた時でした。

軸受けの部品をドリルを使って取り除き、補修用の部品を差し込もうとしましたが、シェーバー用の1個は問題なく入ったのですが、スタバ用の軸には入ってくれません。

4㍉のドリルビットを使用したので、内径は正しいはずです。

補修用に作ったタッチチューブの外径が大きくなったのかとノギスで測定しても、表示は4.00と膨らんでいるわけでもありません。

暫く考えていましたが、閃くものがありました。

製作者しか分からないと思いますが、SUSパイプはセミシームレス管(板材をロールフォーミング溶接造管)を使用していました。

板材を溶接して成型するので、シームレス管に比べて価格は安くなるものの、内部には溶接跡が残ります。

用途的にも、外径は測定してありますが内部にはそれ程規格がありません。

同じサイズの穴に同じサイズの棒状の入れようとしてもタッチチューブが僅かに変形しているので、すんなりと入ってくれません。

入らなかった軸は、2006年前半のモデルだと思います。

この頃の軸は、ひとつひとつに中身の部品を削り出していたオーダーメイドに近いものだったので、内側のサイズや形状には気をつけていませんでした。

そこで登場したのが、4㍉のストレートリーマです。(元の会社で4Sとのことで廃棄されていた物で使用出来そうな物を拾ってきました。)

4㍉のストレートリーマですが、公差が+0.04~+0.09㍉となっており、一度通しただけでタッチチューブがスルリと入っていきました。


軸の補修用部品については、充分に用意してありますが、ご自分でリペアを考えてなさる方は、ストレートリーマをご用意いただくか、補修部品を渡してある人物がストレートリーマを持っているので、声掛けをして借りてください。

作業工程の標準化を目標にしてやってきたはずなのに、とんでもない処に落とし穴がありました。

"軸職人の道具"の方は細部を修正してあります。

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