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Page-Turners ~最後の一頁~  作者: 劉白雨


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後書き


 最後まで読んでいただきありがとうございました。

 いかがったでしょうか。


 孤独死をテーマに書こうと思い立ち、この話を書き始めました。

 最初は女性経験もない孤独な男性が、ただ最後の時を過ごし、ただ朽ちていく、そんな話を想定していたのですが、突然マドンナが登場してしまい。私自身慌ててしまいました。最初に練っていた構想を一からひっくり返されてしまいましたので。


 この話で一番苦労したところは、作中小説の「遙かなる約束」の構想を練った時でした。素人の自分が、芥川賞作家の文章を想定して書くなんてことは、完全に不可能で、完成した今でも、ああしたら、こうしたらと悩んでいます。

 ただ、読書感想会のテーマ図書としては、丁度良い出来になったかなとは思っていて、ひとまず合格としています。できが悪い分、感想文に好評も酷評も書けますからね。


 野村直人が退職後に人生の転機を迎え、人付き合いが出来るようになっていくのを書くのは、私にとっては不本意でした。本当なら、寂しく余生を過ごし、人生を悲観することで、世間へのアンチテーゼとしたいと考えていたからです。

 ところが、マドンナである虹華、彩春親子が登場したあたりから、雲行きが怪しくなり、野村直人がドンドン生きる楽しみを見出していくのは、ちょっと待ってよと思う反面、なんだか、応援したくなる様な気持ちになりました。

 でも、その淡い気持ちは成就することなく、最後は、悲しい結末になりますが、本人はもう少し人生を楽しみたいと思いながらも、変わる事が出来た自分に満足して、最後は逝けたのかなと想像しています。


 孤独に暮らす人々は、老人に限らず若い人でも沢山います。私の友人も40代で孤独死をしました。本人の気持ちはいまだに分かりませんが、多分もっともっとやりたいことがあったのではと思うと、助けられなかった自分をいまだに悔やんでいます。


 孤独死はどんなに防ごうとしても、独居の人が多い今の世の中では、不可能だと思います。それならば、残された人、友人、家族はもちろん悲しいですが、どうか、少なくとも、孤独死を迎えてしまう本人が、辛い思いをせず、人生に満足して逝って欲しいと思います。人生に悲観して暮らし、最後を一人で迎えるなんて、あまりに悲しすぎますから。

 皆が、野村直人のように満足を感じて旅立てることを願ってやみません。

 この話が、誰かの心を動かすことができたら幸いです。

 ありがとうございました。



最後までお読み頂きありがとうございます。

もし、お気に召して頂きましたら、いいね、星、感想などを頂けたら幸いです。

現在、他にも『日本全国鐵輪巡礼 ~駅夫と羅針の珍道中~』や『 ケープゼレット(Képzelet) ~SF短編小説集~』を連載しています。もしよろしければ、そちらもご一読頂ければ幸甚に耐えません。

改めまして、ありがとうございます。

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