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舞台上の妖精

作者: Soraきた

昨日はお疲れ様です

はじめての舞台で大変お疲れのことでしょう

突然に連絡をもらってからというもの

わたしは

ソワソワしてしまい

こちらのほうが

ずっと緊張していました


一言一言の台詞をしっかりと発して

臨場感あふれる舞台の上

スポットライトを浴びた一人の妖精は

近い将来、

主役として注目されることでしょう



「将来、舞台女優になりたいな・・」

君の一言に

僕は思わず、笑ってしまってた

今から思えば

大変失礼なことでしたね


だって、人前ではめちゃくちゃ緊張するからと

舌足らずで言葉に詰まり

記憶力も自信がないと言ってた君が

女優だなんて・・・と


僕は

そのときおり見せる照れた笑顔や

ピアノが得意な君だから

保育士さんとか

幼稚園の先生が適職かな、と

ずっと思っていた



あるとき、

よく舞台の台詞を読むのに

僕はつきあうことがあったね

感情が込もった台詞まわしと

その瞳に吸い込まれそうな

真剣な表情は

ぼくをハッとさせた


その頃からか

じつは、人前で演じる仕事は

君に合っているんだなと

思い始めていた


君からの電話で

この街を離れると知った僕は

ありったけの気持ちで

君に告げた

「いつか、舞台見に行くから・・・」


君よ、いつでも輝いているように










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