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驚いた話
この日がやってきた。
僕が魔法を使えるようになった日でもあるんだ。
黒い塊を下に投げ込む。
この塊キラキラしているんだよ。
そして肌触りがよい。
釣れたらいいんだけど
あんまし期待はしていなかった。
けどいつの間にか知らない子が居たんだ。
もしかして成功?
したのかな。
遠くの世界から来た子らしい
名前はユウマ。
ユウマの前に長ったらしいのもあったけどあれは
なんだったんだろう。
ひとまずは能力をあげることにした。
適性があるからね。
「俺、闇属性がいいな」
なっ!?!?
それはボクでも出来なかったやつ!
ましてや来たばかりの君なんて出来るはずがないんだ
仕方ないから教えた。
指先に力を込める、と。
当たりが暗くなった。
日没かな?
まさか、
ユウマの方を振り向くと大量の闇を出現させていた。
僕は認めたくなかったんだ。
試しに炎、水、毒、植物、雷
全部の属性が仕えていた。
ユウマは特別なのかもしれない。
「衣食住僕が何とかするからさ一緒に戦おうよ」
彼の力は僕らの役に立つはずだ。
「何と戦うんだ?」
僕は一言だけ言う。
「えーっとね、……悪いやつだよ」