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俺とアイツは友達じゃない。  作者: 斎藤ニコ
ここまでのお話/Chapterふりかえり

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【Chapter4 前半】俺とあいつは友達じゃない。【ここまでのお話】

・漆原葵、登場。


・中学生の同級生と夜のコンビニで数年ぶりに再開する。


・なにをするにも藤堂真白の「黒木、勉強しなさい」が頭でリフレイン。


・偶然出会ったはずなのに、漆原葵は言った。「この日がきたら、ずっと言おうと思ってた」


・「きちんとした友達になってください。あと、答えはあとでいいから、わたしと付き合ってください」


・教室では、藤堂に翻弄される黒木。勉強の相手になってくれているというのに、あいかわらず上手くいかない。


・あいかわらず秘密の場所(階段踊り場)に集まる二人。


・黒木は特進クラス混合のテスト50位以内は、我が事ながら懐疑的であるが、真白は信じているようだ……。


・黒木は勉強に集中できない。漆原葵の告白がちらつくのだ。


・黒木のソワソワ具合に不信感を抱く真白。二人の他愛無い攻防は続く。


・色々と探ってくる真白の言葉に、黒木は過去を思い出すーー。


・(中学時代回想)漆原がいじめられそうな気配を感じた黒木は、一人、大きなお世話を行うことを決めた。

 それが自分勝手だろうとも決めたものは決めたのだ。


・現実に戻り、ふと我に返る黒木は、『付き合う』なんていうのは、買い物に付き合う程度だよなと決めつける。

 しかし 葵から来た 連絡はまるで恋人関係を求められているかのようで なお 混乱するのであった。

 もう一度 葵と会わなければならないと決意しつつも 再び 過去のことを思い出す 黒木 であった。


・(中学時代回想)黒木は、いじられはじめた漆原葵を助けることを決意する。

 が、その方法は、なんとも情けない方法――さりげなく漆原といじめっ子を遠ざける。

 やたらと漆原に絡む……それだけの作戦だった。


・妹から「女の為にゲームやめるゲーマーっているんだね。ていうか、あたしの兄だけど」と皮肉をいわれる。

 「まさか『たすけて、黒木くんっ』なんて頼まれてないよね?」と言われた黒木は「は、はは」と笑う。

 そしてすべてがバレた様子――妹の茜はどこか楽しそうだ。


・(中学時代回想)黒木は引き続き、漆原に話しかける日々。

 いじめっ子が漆原に近づくたびに、「おい、先生が漆原を呼んでたぞ」などと邪魔をする。

 黒木は人の観察が得意なのだ。よって漆原が何をするか、何を話しかければいじめっ子から遠ざけられるか。

 そういったことは手に取るようにわかる――まるでストーカーじゃねえか、と自分が嫌になったが。


・自分ではなく、藤堂真白がゲームをするために、勉強をする毎日。

 藤堂真白という美少女を独り占めしている自分は幸せなのか? それともただの勘違い野郎なのか?

 頭の中で天使と悪魔が言い合いをしているが、勉強の手はとめない。


・そして試験当日。

 真白から言われる。「ゲームをしてないの、辛くない?」

 黒木は答える。「辛くない」

「なら」と真白は考えた。「今、ゲームと同じくらい、たのしいのかな?」

 黒木に答えはわからない。

 でも、今の道の先には二人でゲームをする未来が待っているのだ。


・そして試験1日目は終わった。

 果たして、この先はどうなるのだろうか――。


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― 新着の感想 ―
[一言] これは・・・本格再開へのカウントダウンが始まっているのか?期待しかない名作。
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