輪廻の輪から外れたので異世界転生しました
気まぐれにゆっくり書くので面白くないかもしれませんが温かい目で見てください。
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一章 輪廻の輪
それはある晴れた日の朝のこと。
鳥のさえずりが聞こえ僕は眠たい目をこすり、むくりと起き上り特徴的なアホ毛が一緒に背伸びをした。
僕、神谷龍樹は、中性的な顔立ちをし、目は栗色の少しタレ目で、目元には少しクマができている。
(昨日はゲームをやり込んでしまった…)
「ふぁ~~~」
まの抜けるあくびをし盛大にかまし朝の有意義な時間を少しばかり過ごしていると…。
「たっくーん。早く降りてきなさーい。」
下から母さんの声がしたので下に降りる準備を済ませ階段を降りて行った。
下に着くと朝ごはんのいい匂いが辺りを包んでいた。
「もぉ〜早くしないと学校に遅刻するわよ。」
母さんが呆れたように言った。
「分かってるよ。」
そう言い返すとあくびをし、僕はそのまま母に促されるまま朝食を食べて学校の用意を済まし家を出た。
遅れ気味なので、少し小走りで学校に急ぐ、いつもの道を迷わず行き、学校より少し手前の信号が点灯し赤になりかけていたので急いで渡ろうとした。
すると、右側からトラックが来るのが見えて(ヤバ…)そう思った時にはもう遅かった。
「ドシャ!」
何かが倒れる音がした、そして遅れて悲鳴が聞こえた。
辺りには大量の血が放射線状に広がっていて視界は赤に染まっていた。
(これ俺の血なのか…?体がピクリとも動かない、痛い、寒い、苦しい、誰か助けて。)
そして意識が朦朧になり、視界が薄暗くなるにつれて自分が死んでいくのが分かりしだいに辺りブラックアウトし、そこで意識が途切れた。
◆
「……………………」
「………………さん」
「………………さん!」
誰かが呼んでいる気がする、
「…………龍樹さん!」
やっぱり誰か呼んでる?ゆっくりと目を開けると…
「神谷 龍樹さん!!」
目の前には白い翼が生えていて頭には輪っかがあり、金髪で蒼色の目をしたこの世のものとはとは思えないほど美しい今にも後ろから後光が出ていると錯覚ほど綺麗な女性がそこにはいた。
「やっと起きてくれましたか〜!」
何が起きてるのか分からず目をパチクリしさっきの出来事を思い出した。
(確か僕は学校に行く途中にトラックに引かれて、死んだはずじゃ…)
そして周りは真っ白な何も無い空間が広がっていた。
そんなことを考えていると、前の女性がこっちを見ていることに気づいた。
「考え中すいませんがそろそろ良いですか?」
「あっ、はいなんでしょう?」
(そういえばこの人がずっと僕の名前を呼んでいたんだっけ?)
「コッホン、それでは、私は生命と大地をつかさどる女神です。貴方は不幸な事に死んでしまいました。そして更に不幸な事に、貴方は輪廻の輪から魂が何故か出てきてしまいました。なので生命をつかさどる女神である私がこうして貴方を迎えにきました。」
(え?、スケールデカすぎてわけわかんないんですけど…。しかも、女神…?女神様…?女神さま⁉︎)
「はい、そうですその女神です。」
(ん?心の中で思ったことは、女神さまには分かるのか?)
「はい、分かりますよ。」
どうやら聞こえていたらしい。
「まぁ、混乱するのは当たり前ですし、そこは私共も分かっていますので。」
「は、はあ…そうなんですか。」
「取り敢えず話を戻しましょう。えーと私の役目は生命の管理、いわゆる輪廻の輪から様々な生き物の魂を循環させるのが私の役目です。つまり分かりやすく言うと、転生をさせるという事ですね。」
(つまり生物が死んだら輪廻の輪と言うところから転生させると言う事なのかな?)
「はい、そうゆう事ですね。」
(ん?、ちょっと待てよ僕って輪廻の輪から出てきちゃったから迎えに来たて言われたんだよね?つまり輪から外れたから転生出来ないって、こ、と?)
「うぉーーーーー!やばいじゃん!どーしよう!!」
「ちょっ!落ち着いてください別に転生出来ないなんて言ってないじゃないですか。」
「え…マジですか?」
「マジです」
「よ、良かったー、転生出来なくて消滅なんて思っちゃいましたよ。」
「ですが、少し問題があります。転生させる事は出来るんですが、元いた世界には二度と戻れないんです。だからほかの世界だったら転生はさせられるんですがどうします?」
「元の世界には戻れないんですか…。」
「ではこういうのはどうですか?貴方が昨日やっていたゲームのような剣と魔法の世界のようなものがありますが、どうします?」
「剣と魔法の世界ですか⁉︎そ、それはいわゆる異世界転生モノのような事は出来るんですか⁉︎」
その時の反応は女神様も驚くほどで、少し引き気味になり、顔が引きっていた。
「は、はい出来ますよ?」
「じゃあそれでお願いします!!」
「本当にいいんですか他にも色々ありますが…?」
「はい!迷う事なんて皆無ですね!おなしゃす!」
「じゃあ転生させますよ!しちゃいますよ!向こうはこっちの世界より危険なので私の加護をあげますんで後は貴方の記憶に向こうの一般常識を入れてと、じゃあ行きますよー!」
「ありがとうございました。向こうで頑張って来ます!」
そして敬礼をしながら光に包まれて行った。
女神様から流れてきた温かいぬくもりと共に僕の意識はそのまま途切れた…。
その後女神様は…。
「あっ!間違えて転生場所ランダムにしちゃた⁉︎」
そをな声も聞こえず神谷 龍樹は心を新たに異世界に旅立って行ったのであった。
◆
転生し、気づくと辺りには森が広がっていた湿った空気と共に辺りから魔獣の声が聞こえてきた。
「ど、どこだここ?」
神谷 龍樹は人知れずこの世界の最も危険な五つの場所、魔狼の森に転生してしまったのであった。
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ぼちぼちやっていくのでよろしくお願いします。