↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

Poesia

ひとびとはふかふかの羊のなかでうまれた

作者: 路瀕存
掲載日:2011/10/21

ひとびとは羊のなかでうまれた

ふかふかの羊のなかで

わたしはまだ

ぬくいお風呂の湯あがり気分で

少しのぼせているだけなのでしょう


きっと

麻疹《はしか》みたいなもので

だれもが羊から抜け出そうとする

無理からぬことで

だれもがそうなら

だれでもそうで

他ならぬわたしもそうで


やさしさが私を運んでくれる

さくい私を運んでくれる

きっと万里のどこかへと

華奢なこころを晦《くら》ませて

嫋《した》やかなてほどきで

ふかふか羊につつまれているべき

ひとびとは


だれもがそうなら

だれしもそうで

docxさえ たやすく置換できるなら

わたしたちにも たやすくできるはずで

ましてや あなた と わたし なら


だれでもそうなら

だれもがそうで

ならばなぜ

それを是としたのだったっけ

思い出そう

ふうふう息の急き切れても

ふかふかの羊はうまれたところ


そうしてふたたびひとびとは

羊のゆめのなかへもぐる

ふかふか羊に韜晦《とうかい》した

たゆたう夕べをさがしに

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。