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ワンダバ


『地球防衛隊』

 それは、日本が意気なり志しを高く掲げて、『自衛隊』から発達した軍隊である。左に右に敵を作り、中華人民共和国にアメリカ合衆国にロシア共和国の強大三国による、外交的圧力やら嫌がらせなどを受けるものの、今の日本にとっては多少の痛みはあったが痛くも痒くも無かった。しかし、アメリカ合衆国が名乗る『世界の警察』よりも志し高い、『地球防衛隊』である。

 個人装備は上から、硝子を練り込み特殊樹脂繊維を編み込んで作り上げた、防弾ヘルメット『二〇式鉄帽』にカーボンゴーグル。鎖帷子くさりかたびらを採用したハイネックの濃紺アンダーに、麻と木綿を編み込んで伸縮性と防御性を重視した濃緑色の戦闘服。本革で鉄芯入りの半長靴。藍色の戦闘用防弾チョッキと、緑灰色の防護防塵マスク入れ。そして、八九式小銃を改良した『八九式改』。銃のスペックに変更は無しだが、被筒と呼ばれる部分が変更される事により、多くのオプション装備を装着出来た。次に六四式小銃に使用されていた小銃てき弾を、八九式にも装備出来、『新小銃てき弾』として使用されている。

 長崎県民達は、地球防衛隊の活躍ぶりに感きわまって、湧き上がった。歓喜した。ワンダバ、と盛り上がったのである。


 蒼空から防衛隊特殊航空機が舞い降りる。それは、複座式で機首の長いシルエットが特徴的な、コードネームを『雷槌(イカヅチ)』。

 次に、大地を踏みしめて煙幕と共に姿を現したのは、巨大な連結式特殊兵器。透明な鎌首を持ち上げて、先端部の集光機に後部のタンクから科学反応を起こして集めて、眩く輝く青白い光を放って爆撃してゆく兵器。その名は『二〇式特殊光撃型戦車』またの名を『野槌(ノヅチ)』。

 海洋付近も、屍人達を完全包囲。何と、伊式潜水艦を改良していたのだ。折り畳み式翼を持つ現用戦闘機を収容可能。潜水艦の先端部が開き、衝撃波を撃ち当てて敵をを破壊する機能を装備。コードネームは、『海槌(ミヅチ)』。

 最後に『女神の盾』こと、イージス艦隊の大量投入による鉄壁の包囲網で、屍人達を絶滅に追いやっていった。

 そうして長崎県民達は、機動隊と地球防衛隊の誘導により、防衛隊大型輸送機『アメノトリフネ』で、長崎県脱出を開始していく。




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