幕間 灰帳連・記録外
事案、複数地点にて連続発生を確認。
初動一件目を起点として、
類似手法による処理が短期間に波及。
切断角度、時間配分、対象選定基準、
既知の“切るやつ”の行動履歴と高い一致率を示す。
ただし、再現精度は不均一。
躊躇時間の増加、刃の迷走、
不要部位への干渉を複数例で確認。
実行者、単独ではない。
組織的指示の痕跡は薄く、
各現場において判断基準が独立している。
結論
模倣行為による自律的連鎖と判断。
成功率、明確に低下。
当初想定値を下回る。
ただし失敗に伴う二次処理数、増加。
副作用
・不要対象の切断
・帳尻合わせの追加処理
・名前未登録個体の消失
いずれも想定範囲内。
当該個体について。
現場接触履歴、なし。
指示系統への介入痕跡、なし。
資金・物資・人員提供、確認されず。
本人、未関与と確定。
なお。
結果として生じた死者数、
当該個体が直接関与した場合と
統計的乖離は認められない。
よって結果は等価。
噂の拡散速度、加速。
責任転嫁率、上昇。
切断判断の簡略化が進行中。
収束条件、未成立。
自浄作用、期待薄。
介入を行った場合、
成功率の微増が見込まれるが、
全体効率への寄与は限定的。
結論。
現段階において、
灰帳連の直接介入は不要。
当該個体は
「刃の起点」ではあるが、
「制御点」ではない。
記録、更新。
経過観察、継続。




