表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/12

コーヒーブレイク

 サダノブが美人と接点を持ち始めていた頃、ここは畠山家のリビング。

 母と(ユカリ)がお茶をすすっている。


「気付いたかなぁ、お兄ちゃん?」

 (ユカリ)が尋ねれば

「どうかなぁ…そっち方面は、朴念仁だから。」

 母がニコニコしながら答え


「「そうなのよねぇ…。」」

 二人して、深いため息をつく。


「とりあえず、持たせた紙袋の意味を理解してくれれば…」

 (ユカリ)が半目になり

「無理ね。」

 母も半目になる。


 サダノブの手に持っている深緑の紙袋には「Les Macarons Parisiens」の文字が躍っている。


「まったく、どこであんなに恋愛音痴を拗らせたかなぁ~。」

 (ユカリ)が湯呑みを起き、後頭部へ腕を回す。

「あら、あんたが『私、お兄ちゃんのお嫁さんになるぅ!』とか言って大騒ぎしたのがきっかけよ♪」

「!!!」

 お母さんニコニコ、顔から火が出るのではと思われるほど赤面する(ユカリ)


「じょ、冗談よね?」

 赤面したまま母に問い返す(ユカリ)

「さぁ~て、どうでしょう?」

 悪戯っぽく笑う母。

「も、もぉ~!」

 吃る(ユカリ)、心に秘めていた物が露骨に発露し混乱気味になっている。

「まぁ、あんたも男同士(BoysLove)を拗らせた原因がそれなんだから、仕方ないでしょ?」

 軽く停めを打つ母に大人しく頷く(ユカリ)


「しかし、アカリちゃんも物好きよねぇ。」

 左頬に手を当て困った顔をする母。

「そお?私は、アカリお姉ちゃんなら大歓迎だけど…。」

 自分から話題が剃れたので、急に元気になるゲンキンな(ユカリ)

「朴念仁に変人さん…」

 湯呑みをおいて指を曲げる母

「変人言うなし!」

 変人に反応する(ユカリ)

「よくもまぁ、こんな拗らせ兄妹(ざんねんおバカ)の相手をする気になったものよねぇ。」

 頬杖をつく母

「あら、それは大丈夫よ、お母様。」

 両手を胸の前で合わせ、お目々キラキラ(当社比2倍!)の(ユカリ)

「その時は、男同士(BoysLove)を卒業して女同士(GirlsLove)に引っ越します!」

 声高らかに宣言する(ユカリ)…しかも、オペラ俳優顔負けのすんばらしい所作を共なって!

「はいはい。」

 そんな(ユカリ)を満足そうに眺める母親であった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ