第一話 転生先は超多種族国家?!?!?!?
何か作品を書きたくなって書きました。
僕の名前は柊啓太。29歳独身。
しがない小学校教師である。
そんな僕がなぜ三つ目の化け物の前にいるのかというと、
通勤途中で事故に巻き込まれ異世界転生したからであろう。
アニメでたくさん見た展開だが、まさか自分がそうなるとは思わなかった。
とはいえまずはこの状況である。
「賢者どの」三つ目は言う。
「どうか我が国に知恵をお授けください」
三つ目が言うには、ここは魔物の国であり自分は魔王であると。
そして近年移民を受け入れ続けた結果、超多種族国家になり、
様々な文化や価値観、宗教が入り交じり国が傾きかけていると。
そこで知恵を授かるため、賢者召喚の儀式を執り行い、現れたのが僕であると。
・・・賢者ガチャ失敗じゃんw
えー、なんて言ったらいいんだこれ。
僕はただの小学校教師なんです、なんて言えない空気なんですけど。
ていうか日本でも似たようなニュース聞いたなぁ移民問題。どこの世界でも事情は一緒か。
まぁ正直に言ったら許してくれるでしょ。
幸い移民を受け入れてる国なわけだし、即殺されたりするってこともないはず。
「魔王様、大変申し上げにくいのですが、私は賢者と呼ばれるような存在ではありません。」
「ただのしがない人間なのです。」
魔王は笑った。
「謙遜なさるな。そんな稀有なスキルをお持ちで、ただの人間なはずがないでしょう。」
稀有なスキル?何のことだ?
ふと脳内に情報が流れてきた。
--スキル名-- ≪創造主≫ 任意のスキルを作成することが可能。
「マジ?」「マジです」
「マジかぁ」「大マジです」
とりあえずスキルのことは、魔王様と2人だけの秘密にしてもらった。
こんなバカみたいなスキルが公になったら、ろくでもない奴らに良いように使われるだけだしな。
というわけで、ただの小学校教師が魔物の国に異世界転生して
賢者として生きていくことになったのであった。