Ⅲ 謎の白い棒と出会った件
周りには僕たちの他に白い棒、赤い棒、青い棒、黄色の棒と種類は五種類のようだ。普通に人間のように会話をしている。
??「なにをしてるの?そんな所で?」振り返ると白い棒がゆれながら近寄ってきた。
「僕はロイ、ホワステで17!高校めんどくさくてここでサボってたらアンタら降ってきたからなんか面白そうで話してみたくてさ」人好き..(まぁ棒なんだけどツッコむのは面倒なのでスルー)な感じで揺れている。
「僕は、さとr...零!(あー、さとれいってなに?)」僕の話に被せるように零が話す。「僕たちも高校生でさ、なんか女の子にぶつかって"この世界"?に来ちゃったみたいなんだよね〜」
零が今までの説明をした。
「え、君たちも違うところから来たんだウケる。え、じゃあ僕が君たちにこの場所について教えてあげるよ、まずはほらあそこでご飯でも食ってからだ!いくぞ!」
この世界ってそんな発言してもロイは"この世界"しか知らないわけで混乱するんじゃないかなと心配していたがロイは案外すんなり今の現状を受け入れてくれたようだ。なんだ。棒のくせにいいやつじゃん…。
というか、ナチュラルに会話してるけど棒同士で会話ってめっちゃシュールなんじゃね?と思いながら僕はロイの後ろをついて行った。