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II 僕たちが棒になってる件

嫌な予感はしていたんだけど一部の願いをこめて鏡をみるとそこには零と同じ黒い棒の僕がいた。な、なんじゃこりゃあああと某アニメのキャラの様な声をあげて鏡に近づく「悟、意識戻って良かったよ腕もないから揺すれないし、ずっと起きるの待ってたんだ」と僕が意識戻ったのを嬉しそうにジャンプしてる黒い棒の友人...


え、まじか。本当に“異世界に転生“したんだろうか、でもなんで棒?どうせ転生するなら最強の勇者とかスライムとか色々あるはずなのにここには棒の二人...2本。というか何処ここ?


一人、情報が完結しないでいると「悟...大丈夫?」零が心配そうに顔を覗き込んできた。


「んー、待って頭の整理が追い付かない。マジで転生したのかな?てかなんで棒?俺たち棒になったの?ギルド入るとか?え、スライムの完全支配世界に迷い込んだ?悪役令嬢?ゲームの世界?それともひとつなぎのワンp」


「悟、漫画の見過ぎだよ、せめて最強の盾になる部品だよ」


...うん。まぁとにかく僕たちも漫画お約束の流れで異世界にきて何かをしなくてはいけないことだけはわかった。一人で完結し、まだ何か言ってる零の話を流しながら周りを確認した。

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