肉
前回国を消滅させた俺は今空を飛んでいる。
「ん?ちょっとは美味しいもんでも食べるかな。」
下に見えるのはドラゴン。しかもかなり大きいサイズだ。
『抜剣』
ドラゴンの首が真っ二つに割れた。
『解体』
ドラゴンが手頃なサイズにカットされた。
『炎小』
ドラゴンの肉が全部焼かれた。
『保管』
ドラゴンの肉がマジック倉庫に入った。
この作業全部合わせてたったの2秒。
「うーん。まだ早くできると思うのに。」
「「きゃぁーーー。」」
叫び声が聞こえた方向に走っていくと、馬車と人、5人ぐらいがいた。ワイバーンに襲われていた。
「そこのお方、助けてくださいますでしょうか。」
「え、俺?めんどくさいなぁ。『消炭』
ワイバーンは炭となった。
「な!ワイバーンが炭と化したのか。」
「雑魚すぎる。」
「ありがとうございます。助けていただき。旅の方でしょうか?」
「あぁまぁそんなとこだ。」
「よければ王国に行くための道を教えてくれないでしょうか。」
「ああぁ。王国?は俺が消したからもうないぞ。跡形もなく。」
「え?消した?まさかその力、その顔。まさかあなたは指名手配の人!」
え、もう指名手配されてんの。早くね。
『隠密』
俺は消えた。
「き、消えた!早く帝国に知らせなさい!」
帝国か、次はそこで遊ぶかな。
俺は慌てている人の横を歩いていった。