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都市問題をダンジョンで解決するよ!

流石に、これだけの建物を1日では作れなかった。いや、普通は3~5年規模で建てるのだが、そこは異世界の魔法があるのでご愛嬌して欲しい。


高層ビルもやろうと思えば100階ほどは出来たけど、現実的に半分の50階で止めた。

だって、ほら………ね~?私って常識人間だからいきなり100階の建物って戦争とかあったら、倒壊が怖いじゃん?

(と、容疑者は申しております!)


ただ、外観が出来てくると、私の想像していたのとはだいぶん変わってきていた。

六本木ヒルズをイメージしていたんだけど、何故か世界樹の樹がビルに生えてきて、屋上に巨大な樹が産まれました。ビルは50階だけど、世界樹の木の高さを入れると100階ぐらいあるんじゃないかしら?


しかも、樹の根がビルに巻き付いてシュールじゃのう~?


まっ!良いかぁ~!

(シオンは考える事を放棄した)



そうして、どんどん建物が出来上がって来ました。そして、大勢の人が集まると問題になってくるのが、ゴミと汚水問題だ。だが、シオンはその一番の問題を解決してしまった!


『ダンジョンを作るの~?』


そう!森のダンジョンはそのままにしてあるが、都市の下にダンジョンを作ったのだ!


略してダン街…………アウトーーーーーーー!!!!!!!!!


ダメ!有名な作品をパクっちゃダメ!絶対!!!

(通報されて作品が削除されちゃうよ!)


こほん!


まぁ、ダンジョンのある街自体の小説は多数あるのでお許しを。


しかし、私の小説は一味違うよ?

【ダンジョンの半分】を汚水を洗浄する浄化槽にしたのだ。そのダンジョンにスライムを繁殖させると、スライムが汚水を分解して綺麗にしてくれるのです!

それを10階層ほど、濾過をするように流していき、最終的には地下水へ流して海へ。


綺麗な水を海に流す素晴らしい計画なのです!


定期的に冒険者に依頼して、汚水の経過など見に行かせれば初心者冒険者のお金にもなるので一石二鳥なのです♪


ゴミ問題も、ダンジョンで解決!基本はスライムにお願いして分解させるけど、ダンジョンにゴミを入れると吸収されて魔力になるっぽいの。やっべ!ダンジョンに冒険者呼ばなくても、ゴミで良いのかよ!超お得じゃね?


ただ、宝箱からはゴミしか出ないという問題がwww

まぁ、それは今後の課題として考えよう。


「シオン、外層が出来上がってきて、住居も出来てきた。そろそろ、アクエリアス領の首都の名前を付けないか?」


お父様に呼び出され、名付け親になるように言われた。


「私が付けても良いの?」

「無論だ。シオンの今までの行いのお陰で、多種多様の種族が力を合わせてこの都市を作っているんだ。シオンがみんなを結び付けているだからな!」

「そうよ、シオン。みんな貴女に惹かれて集まったのよ♪自信を持ちなさい!」


お母様………うん!ありがとうね!


「じゃね!『アスタリスク』ってのはどうかな?星印って意味なの!暗い所でも人々の道標になるって想いが込められているのだけど………」


【アスタリスク】という言葉に、その言葉を何度も口にして発音していた。


アスタリスク…………アスタリスク…………


「良いんじゃないか!」

「凄くいいわ!お世辞抜きでね!」

「シオンの癖にロマンチックな名前を付けたわね!」


こうして、アクエリアス領の首都は『アスタリスク』という名前に決まったのだった。



数日後─


「カイルは帰らなくても大丈夫なの?」


帝国の皇太子であるカイルはそんなに長く、滞在出来ない。


「ああ、確かにそろそろ戻らないとまずいんだが………どうしてもこの都市が完成するまで滞在したい」


シオンと一緒に居たいのもあったが、純粋にこの都市がどんな風に機能していくのか気になったのだ。


「手紙を帝国へ送ろう。暫くは父上も気になっているので大丈夫だろう」


その時、お母様が水晶玉を持ってきた。


「だったらちょうど良いわね。これも持って行ってちょうだい♪」


カイルに水晶玉を渡した。


「これは?」

「通信球っていうのよ。これと対になるもう1つの通信球を使うとお互いの映像を映しながら会話が出来るのよ」


!?


何それ!めっちゃ便利じゃん!?


「そんな物が!?」

「暫くは皇帝との報告のみに使いなさい。他にも欲しい場合は交渉次第ね?大量に出回ると危険だから極秘に扱うように!」


「はい!わかりました!ありがとうございます!」


カイルはシオンの母に礼を言うと急いで出ていった。


「………なんか、最近はお母様の方がチートの様な気がするのは気のせいでしょうか?」


レイラ婦人が影で何をやっているのか凄く気になったシオンであった。




次回!

帝国は漁夫の利を狙う!

お楽しみに!


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