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城塞都市を探索です!(デートじゃないよ!)作品PR

9月から【アルファポリス】さんの方で小説大賞に同じ作品でエントリーしています。心の優しい読者の方は【投票ボタン】を押して頂けると嬉しいです♪


気付けばブックマークが900を超えていました。

大勢の方が読んで頂きありがとうございます!


挿絵(By みてみん)



波乱の会議の後に、カイルを街へ案内することになった。


「本当に凄いな…………本当に1日で出来たのか?」


改めて街並みを見つめるカイルに、シオンが言った。


「まぁ、正確には外観と建物は出来たけど、石畳や家具などは2日ほど掛かっているんだけどね!」


「いや、1番時間の掛かる建物を1日で建てたことが異常だからな?」


まだ、活気の少ないメイン通りを見廻りながらカイルが感想を述べた。


「少し気になったが、建築様式が王国でも帝国でもないようだな?どこの国の建築様式なんだ?」


う~む。京都風の街中をイメージしたんだよね。外壁は中世ヨーロッパ風だけど、街中は京都の風情溢れる街にしました。


理由は、私が植物しか操れないから!日本建築はほぼ木材で出来ているからね。ウッド君に屋根とか釘などで補強してもらったけど、木材で作れる街っていったら京都浅草を思い出したんだ~

(チキショー!旅行にいきたいよ!)

※作者の心情です。


「木材が主流だが、涼しそうでなんか芸術にも似た感じな所が良いな」


「ありがとう!頑張ったかいがあったよ♪」


シオン達は歩きながら、開店している露店に足を止めた。


いらっしゃいませー!


女性の店員が声を掛けて勧めてきた。


「さぁ!お客さん!ラッキーやで~?この城塞都市に真っ先に開業したアクセサリー屋だ!しかも、仕入れ先はエルフからなんだよ~?」


「あら?いつの間に…………」


シオンの後ろを付いて来ていたスピカが商品を手に取り見ていた。


「間違いなくエルフの装飾品だわ!」


「そりゃ~嘘は言ってませんよ~♪アクエリアス公爵家から正式な許可を得て、取引させて貰っているんやで♪うちは【エビス】っていうんや。よろしくしてや~」


メガネを掛けた女店員は笑いながら自慢の商品を見せた。


「そこのお兄さんも、可愛い彼女にどうや?」


シオンは赤くなって否定した!


「ち、ちが─」


「よし!買おう!!!」


シオンの声に被せるように言った。


「えっ、カイル?」


シオンはカイルの方を見ると、カイルは露店から1つ選んでシオンに見せた。


「この三日月のネックレスなんてどうだ?」


小さな月のアクセサリーが付いた金の細工がしてあるネックレスをカイルは、自然にシオンの首に廻して着けた。


「えっ?これ………良いの?」

「ああ、気に入ってくれると嬉しい」


少し顔を赤くして目をそらしたカイルだった。


「ありがとうね!」


女の店員さんが茶化したw


「ひゅー!ひゅー!熱いねー!」


「茶化すな!?」


お金を渡して立ち去ろうとした時、然り気無くお釣りを返してきた。


コソッ

「王国の密偵が近くに来ている気を付けて」


ハッと!店員を見るが、すでに後ろを向いて商品を整理していた。


「またきてや~!」


『アクエリアス公爵家の密偵なのか?しかし、無視する訳にもいかないか…………気を引き締めて行動するか』


カイルは、店員に感謝しつつ後にするのだった。

次にシオン達がやってきたのは3階建てのコンクリートで作ったマンションだった。


「これは………!?」

「ほぇぇぇぇぇええええ!!!凄いねぇー!」

「こんな建物見たことないぞ!」


白く塗装されたマンションは現代社会では当たり前だろう。しかし、中世ヨーロッパ風の世界で突然現れたらどうだろうか?


「中を見てみて、1LDKの部屋なのよ♪」


1LDKってなんだ!?


「この厨房………部屋の中で火なんて大丈夫なのか?」


シオンがドヤ顔で言った。ドヤ~!


「タララランタンタッラーーーーーン!できました!異世界の定番!【魔石IH】!!!!」


ドヤ~!


「「「魔石IH???」」」


シオンはドヤ顔で決め顔を決めた!


ドヤ~!

(そろそろウザい!)


「ここに魔石が埋め込まれているの!ここを捻ると、この石が熱くなるのよ♪鍋やフライパンを置いて置けば料理ができるのよ」


!!!!!!?


「凄い!これなら火事の心配は要らないな!」

「火を起こさなくてもいいのは凄いわ!煙が出ないってことよね!?」

「燃えた灰の掃除も要らないし、素晴らしいわ!」


男子より、女性の方が関心が高かった。


「建物も緑聖魔術で骨組みを作ってウッド君が不眠不休でコンクリート塗り塗りしたの。断熱材も完備!どっかの大手アパレルと違い、耐震強度もバッチしよ!」


シオンが何を言っているのかよくわからなかったが、しっかりと仕事したのは伝わった。(ウッド君がね!)


こうしてシオンとカイルのその他大勢のデートもどきは終わったのでした。










次回予告!

ネタがないからグルメ小説に転身しました!


お楽しみに!

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