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今度こそは………!?

誤字報告ありがとうございます!


どなたが教えてくれたのかわからないので、この場でお礼を言わせて頂きますね!

「いい加減にしてください!」


「いーーーやーーーーー!!!!絶対に、いーーーくーーーのーーーー!!!!」


地面に転がり、手足をバタバタさせている姿は誰がどうみても子供だった。まさか公爵家の令嬢とは誰も思うまい。そしてどうしてシオンが駄々っ子になっているかというと、前回の龍王が捕らわれていた山脈にいって、鉱石がないか採掘しに行きたいと言った所、スピカとスフィアに反対されたからだ。


「はぁ~、あんなに凄い魔法を使うのにシオンは子供なんだから………」

「もう彼処には誰もいないから大丈夫なの~!」


とは言っても、シオンの行く先々でトラブル続きなのだ。慎重になっても仕方がないだろう。


「だいたい!この前はスピカの言う通りに【断崖の砂浜】へいったらセレスと会ったじゃない!私だけのせいじゃないからね!」


うぐっ!?


「そ、それはそうですけど………」

「仕方ないですね~今回は折れますかぁ~」


スフィアはやれやれと言った感じで付いていく事を選んだ。こうして、シオン達は再度山脈へと登るのであった。



そして、ジャーーーン!

やって来ました!山脈の中腹です!

この赤岩丸出しの山脈は中腹まで来ると、平らになっており広大な景色が一望できます!


「いい景色だねー!」

「本当に………」

「はぁ、私達の住んでいる森ってこうしてみると意外と小さく見えますね!」

『やっぱり、森の入口に建物があるわね?1度見に行った方が良いかも知れないわ』


シオンはこういう事には敏感な観察力があるのだ。


三人は景色を堪能すると、近くの洞窟に入っていった。


「スフィア、光を消さないでね?」

「は~い!任せて下さい!」


スフィアにライトの魔法を使ってもらい、辺りを明るくして貰っていた。

どうしてだろうか?スフィアが張り切っていると不安になるのだが?


少し歩いていくと、すぐに行き止まりになった。


「あら?ここはハズレだったんですかね?」


スピカが尋ねると、シオンは振り向いていった。


「う~ん、取り敢えず掘ってみようか?」



はいっ!

シオン達は、鉱山の発掘に来ていますが、ツルハシなど持ってきていませんでした。それはどうしてでしょうか?


ヒントはここまでどうやって来たのか?

さぁ、良い子のみんなはわかったかなぁ~?


では、一緒に呼んでみよう!


せーの!

「出て来てーーー!ウッドゴーレムちゃーん!」


みんなのヒーロー!ウッドゴーレムのウッド君がやってきたよ~!


ウッド君は手を器用にスコップの様にして周辺を堀始めた。


ザックザック!!!

ザックザック!!!


硬い岩盤から石がどんどん削られ、奥の岩盤から色の違う鉱石が出てきた。


「おっ♪なんか違う色の鉱石が出てきたね?」


シオンがそういうと、スピカとスフィアはガバッとその鉱石を掴んで、マジマジと見つめた。


「うわぁ~何だろうね?変わった色の鉱石ですね~」

「ん~、宝石類の原石じゃない………ね?何だろう?ミスリルなら蒼白い鉱石だけど、それとも違うね?」


さて、素人の三人組がやって来てもどんな鉱石なのか見分けが付かない事がわかり、取り敢えず出てきた鉱石を【収納】して、その洞窟を後にした。

もう少し山頂の方へ行くと、別の洞窟があったので入ってみると、その洞窟の奥には小さなクリスタルがあっちこっちに生えていた。


「おおっ!当たりだよ!!!?」

「宝石とは違うけど、価値あるクリスタルですよ!本当にあったなんて!?」


シオン達はおおはしゃぎで、岩から生えているクリスタルを慎重に採掘すると出来る限り収納して、下山したのだった。


ある程度目的を達成して、ホクホク顔のシオン達、そして珍しく………いや?この小説が始まって以来、初めてトラブルが無く帰宅できた事が大きかった!


だが、しかしシオン達は知らなかった!クリスタルは装飾品として、それなりの価値のある物だったが、最初に採掘した鉱石が某RPGで有名な伝説の剣の材料になる鉱石で、超希少価値のある物だとはシオン達は知らなかった。


後に、その鉱石で一悶着があるのだがそれはもう少し先のお話しである。





次回、初めての来訪者が!?


暗殺者にはご注意を!


お楽しみに!

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