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麦打ち唄

カラスがつつく 鏡の泉

ちょいと一杯 水でもいかが

喉うるおせば カァカァ鳴いて

もひとつどうぞと 黒い羽根

ストローにして 差し出した

サァ ヨイヨイ 良い日さ

うっちゃれ うっちゃれ

お天道様が 空からみてる



――――――――――――――――――――――――――

 昼食後、みんな一気に打ち解け、和やかな雰囲気で作業を再開したが、オリバーはふらふらに酔っぱらって、もはや麦打ち棒を振るえないほどだった。見かねた聖輝がオリバーから麦打ち棒を引ったくった。道具を失って手持無沙汰となったオリバーはジョシュアとともに箸で穂をしごいていたが、そのうちに船を漕ぎ始めた。聖輝は苦笑いを浮かべて、藁くずだらけの筵の端にオリバーのからだを転がした。


 エミリが節をつけて麦打ち唄を歌い始めた。すぐにナタリアも調子を覚えて一緒に歌い出す。

――――――――――――――――――――(第一章「麦打ち」より)――――――


挿絵(By みてみん)

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