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学園バトルロイヤル!  作者: 夕凪リン
1章 始まり
8/14

8話 対峙

ーーーーーーーーーーーーーー


教室


ーーーーーーーーーーーーーー


……キーーーン…


頭の中から音が遠のく


どうやら意識が戻ったようだ


目が覚めると教室はざわついていた


まだ数人、意識が戻っていないようだ



ーー!!


近くを見回すと、先ほどの少女がいた。

彼女もまだ意識が戻っていないようだ



『ーんっ…』

彼女が起きたようだ


全員が目を覚ましたと思うと、放送が流れ始めた


『諸君、お目覚めかな。

とりあえず少しだけ思い出してもらったが、君らでももう理解出来ただろう』


先ほどの騒ぎとは一変してシーンと静まり返る

ほとんどの人は混乱しているようだ


それからまた、セバスチャンと呼ばれる男に声が切り替わる


【…では、説明を続ける。

生命時計に記載されているポイントは脱出する為だけでなく、後ろの自動販売機で必要物と交換することもできる】


後ろの大きな機械はやはり、自動販売機だった


【あとは自分たちで試してみるがよい。】


セバスチャンの放送が終わると同時に甲高い声の女性の声が入ってきた。


【じゃあー☆、説明も終わったことだしっ、ゲームスタートー☆!】


ーーブチッ


放送が終わったようだ

少しの静寂の後、また教室がざわめき出す


先ほど窓を蹴っていた男が大声を上げる

『ふざけんな!俺はもう帰るぞ』


声の主は先ほど記憶に出てきた仙石陣だった。


怒った口調でそう言うと教室の出口を開けた。


しかし、外に出ようとした仙石の足が固まった。



『ーーギェギギギィーッ!!』

扉の方向から金属を削るような大きな音が聞こえ、外を見ると、少し先に4足歩行の蜘蛛のようなモンスターが吼|≪ほ≫えているのが見えた


高さ2メートルはあろうかというの大きさのそのモンスターがドシドシとドアに向かって走ってくる


『扉を閉めろっ!!』


教室内の誰かがそう叫ぶ


『ギェィィギィーッ!』


自分含む何人かがドアを閉めに向かうが間にあわず、電柱ほどの太さの腕が室内に入り仙石を掴む


『うわっ』


毛むくじゃらの腕が仙石を締めつける


『うっ、助けてくれっー』


みるみるうちに締めあげられ顔が赤くなっていく

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