4話 ポイント
【ポイントを貯める方法は、
1.我々の出すミッションをクリアする事。
2.戦いをして、相手のポイントを奪う事。
3.自動換算機にポイントとなる物を入れ、ポイントを生命時計に入れる事。
以上3つである。】
窓に向かって蹴りを入れていた男が苛立ち始める。
『ふざけんな!
ここから出しやがれ!』
先ほどの放送の声が強く反応する
【お静かに!!机に座りなさい!!
その部屋にはカメラとマイクがついているのだ。こちらには全てが丸見えである。今すぐ八つ裂きにしてもいいんだぞ!】
放送の声が切り替わる。
今度は若い男の声のようだ。
【まあ、セバス。
まず、状況を教えてやったほうがいい。
やあ、諸君。
まず状況を見せてあげよう。】
若い男がそう言うと、スピーカーから耳鳴りのような音が聞こえてきた。
【ーキーーーーン】
『何これっ。
頭、痛くない?』
ある女性がつぶやく。
【ーキーーーーキーーーーーン】
音が強くなる。
(っ!! 頭が割れる!!)
手で頭を押さえる。
教室が騒ぎ出す。
【キーーーーーーーーーーーーーン】
(意識がっ!!飛びそうだ!)
教室の中から声が消えていく。
【キーーー----- 。。。 】