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学園バトルロイヤル!  作者: 夕凪リン
1章 始まり
2/14

2話 チャイム

家族、友人…何も思い出せない。

寝起きで意識がはっきりしてないだけなのか、それとも何か他の理由があるのか?

考えれば考えるほど記憶が無いことに気付く。

真っ暗の穴の中で遭難しているような

妙な不安が押し寄せて来る。


男は空気の重さを感じたのか、それとも同じことを考えていたのか


『まあ、そのうち思い出すでしょー。』

と言った。



ーふと、疑問が浮かんだ。


「僕の名前は伊藤イトウ ユウ

君の名前は?」


遠藤エンドウ 相太ソウタだよー。

好きな食べ物はメロンだよ。

…あれ?自分の名前は覚えてるね。』


「それと、メロンが好きなこともね」


記憶が全く無いという不安感の中で光を見つけた気がして、少し嬉しくなった。

だんだん周りのざわつきも大きくなってきた。



ーキーンコーンカーンコーン

  キーンコーンカーンコーン


突然スピーカーからチャイムが鳴る。


【ジジッ…ジジジッ…】


教室のスピーカーから不具合を示す電子音が聞こえる。

【アー、テス…テス…テテステ…スト…テステス。

コーナイホーソ。テステ…テテテテス…】


スピーカーから男が話しているようだ。

あまり上手ではない言葉で気味の悪いリズムで語っている。

周りのざわつきが一気になくなる。


すると、突然若い女性の声に変わった。

【ハーイ☆

校内の皆さんおはようございまーす☆

今日集まってもらったのは、皆さんにゲームをしてもらうためでーす☆

ゲームの説明はセバスチャンおねがいしまーす☆】

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