13話 ポイントの序列
純『おい!嘘つくなよ。さっき怪物倒した俺ですら75pなのになんでお前のほうが上なんだよ』
いきなり純が声を荒げる
司『おい、落ち着け、純。
伊藤、なんでそんなに自分のポイントが高いか分かるか?』
優「うーん…」
額に手を当てて考えようとすると手が瘤にぶつかった
優「そうだ。さっきの記憶の中で虫みたいなモンスターに攻撃したんだけどそれかも。
この瘤もその時に殴られたんだよね」
司『そうか、だったら説明が付くな。
それを聞いてもう一つ疑問が解決した。
モンスターに攻撃するとポイントが加算される。
自動販売機にモンスターの腕を入れたときもポイントが加算されたからそれでも加算される。
そういえば忘れてた。俺のポイントは120pだ』
司『で、本題に入るけど、誰かが外に出て様子を見てこなくちゃいけない。
ポイントの順で行くと、
俺、120p。
優、110p。
純、75p。
相太、70p。
凛、70p。
だが、どうする?』
優「一人で行くのは良くないね。さっきみたいにつかまれたら終わりだし。」
相太『全員で行くのも考えものだよ?もし、教室内でさっきみたいに緊急事態が起こったとき、誰か対処できる人がいないとだめだろうし。
この教室にずっといることも難しいと思うよ?トイレとかに行きたくなった時どうしようもないし。ここが学校だったら教室の外にはトイレがあるだろうからだれか護衛できる人が残らないと』
純『そうだな。』
司『それだったら、一度力比べでもしてみようか。
このポイントが何の指数か確認できるかもしれないしな』
凛『それが力だけの指数じゃないことは分かってるだろう』
比較的やせ型の司と筋肉質の純を見比べて言った。
凛『他に意図があるとしか思えないのだが。
一つ忠告すると、力で統制しようとすると偏りが生まれるぞ』
司『…分かったよ。
今宮のポイントが高いのはその洞察力が理由かな。
そんな今宮さんは誰が行った方がいいと思ってるのかな?』